サバンナアキシマに足を踏み入れると、そこは都会の喧騒から切り離された隠れ家のような空間でした。もくせいの杜の静かな緑に包まれ、まず目に飛び込んでくるのは、木材をふんだんに使ったぬくもりある建物。アウトドア好きなら胸が高鳴る、薪サウナの香ばしい木の香りがほんのり漂っています。ここはただのサウナではなく、自然の中で自分を解放する体験そのものが待っている場所だと感じました。
最初に案内されたのは、薪ストーブが設置された小ぢんまりとしたサウナ小屋。薪のパチパチという音が心地よく、柔らかく温かい熱が全身を包み込んでくれます。温度は程よい熱さで、湿度も管理が行き届いており、蒸されるというよりは、包まれる感覚。ロウリュを自分で楽しめるので、水を注いでじんわり広がる蒸気に癒されました。音の響き方も独特で、薪の燃える音とロウリュのしゅわっとした音が混じり合い、まるで自然の音楽を聴いているようです。
サウナで十分に温まった後は、外に設置された水風呂へ。これがまた、特別感満載でした。まるで森の泉に飛び込むような感覚で、冷たすぎず、しかしキリッとした水温が心地よく、疲れた身体を一気にリセットしてくれます。外気浴スペースも用意されていて、リクライニングチェアに寝そべりながら見上げる空は、時間を忘れるほどの心地よさ。鳥のさえずりが聞こえてくる静かな環境の中で、ただぼんやりと自然に身を任せる時間は、何にも代えがたいリラクゼーションでした。
利用料金は1時間あたり数千円ほどで、友人や家族と貸切ることもできます。プライベートな空間でゆっくり過ごせるのが嬉しいポイントです。私が訪れた時は平日だったので比較的空いていましたが、土日や祝日は人気が高いと聞いていたので、事前予約がおすすめです。
ただし、少し気になったのは、施設内の動線。サウナ小屋から水風呂、外気浴スペースまでの移動が少し狭く感じました。荷物置き場も十分ではない印象があり、もう少しスペースがあればさらに快適かもしれません。あと、駐車場が限られているので、車で訪れる場合はタイミングに注意が必要です。でも、これらの点も全体の体験を損なうほどではなく、逆にこの手作り感がアットホームな雰囲気を作り出しているとも感じました。
そして、なんと言ってもスタッフさんの温かい対応が印象的でした。サウナの温度管理や薪の追加など、細かいリクエストにも応えてくれたり、初めての人にも丁寧にロウリュのやり方を教えてくれたりと、きめ細やかな心遣いが感じられました。サウナ体験だけでなく、人の温かさにも触れることができる、素敵な時間でした。
サバンナアキシマは、サウナを楽しむだけでなく、日常の疲れを自然の中で解き放つ場所です。薪の香りに包まれながら、身体も心もリフレッシュできるこの空間は、またすぐにでも訪れたくなる特別なスポットです。アウトドアサウナに興味がある方には、ぜひ一度足を運んでみ...
Read more絶妙に整わないサウナでした。 施設は新しくて綺麗ですが、まず着替え場所がシャワー室で、サウナと直結なので男女で行った場合、少し不便。 肝心のサウナは3-4名だと快適な大きさですが、サウナ特有の芯から温まる感覚や発汗はなく、肌が乾燥した時の痛みが現れます。 外の真ん中に水風呂があるのですが、外気温も冷たいため、体が一瞬で冷え、末端からカチカチに冷えます。 そしてサウナに戻るとまたヒリヒリする繰り返しで、修行のようでした。 サウナ後には温かいお湯に浸かりたくなりますが、無機質なシャワーしかなく、脱衣所も狭いので着替えなどにも苦労します。 冬に2名以上で行くと間違いなく、皆出る頃には最初に上がった人は冷えています。 更に施設内の壁やトイレにオーナーの資金運用の張り紙や「幸せになるソース」など非現実を味わいたいのに現実に引き戻してくる演出が絶妙です。 水風呂の手すりも建て付けが悪く、登っていて不安になります。 アイスが食べ放題であったり、スタッフさんも良くしてくれ、清潔感などには申し分がないところがまたサウナに期待する「整う」という肝の部分の足りなさで...
Read more結構な価格設定なのでそもそも日常利用のスパ施設、という感じではないですね。なので金額について高過ぎる、などの評価は当たらないと思います。ただそうするとリゾート利用、ということになるでしょうが、東中神くんだりまでわざわざ、と思ってしまいます。でも、利用者の評判はなかなかのようですね。 初めてここに建ち始めころは空き地にテント様のモノが散在しているだけで看板もなく、どこぞの宗教団体の共同生活村でも出来たんかいな?と思ったものですが・・・ 話は変わりますが、この近くに広大な空き地があったのですが、おそらく団地でも建てるのか、整地作業が入りました。昭和記念公園も近くにあって自然豊かな土地ではあるのですが、徐々に開発の波が近づいていて複雑な気持ちになります。この空き地の梅雨時の風物詩だった窒息逃れのミミズの道路での大量死も見られなくなるんだろうね。気持ち悪いと思っていましたが、それだけ自然も豊かだった、と...
Read more