河北省遵化市にある清東陵は、北京から東に約125km離れた場所に広がる広大な陵墓群です。2000年に世界遺産にも登録された、歴史的にも非常に重要な場所です。
広大な敷地に眠る皇帝たち 清東陵は、1661年から造営が始まり、清朝の第3代皇帝である順治帝が最初に埋葬されました。その後も歴代の皇帝や后、皇女たちの陵墓が築かれ、全体で5人の皇帝とその家族が眠っています。
清東陵の中心となるのは、順治帝の考陵です。この陵墓は清東陵で最大規模を誇り、その南端にある石碑坊とは約5kmにもわたる長い神道で結ばれています。この神道が、清東陵全体の中心軸となっています。考陵の東隣には考東陵があり、順治帝の后を含む28人が埋葬されています。
考陵の南東には、第4代皇帝康熙帝の景陵があります。その規模は清東陵で2番目です。また、少し離れた南東部には、第10代皇帝同治帝の恵陵も位置しています。
地下宮殿と西太后の陵墓 私が特に印象に残ったのは、第6代皇帝乾隆帝が眠る裕陵です。
ここでは、棺が納められていた地下宮殿が公開されており、見学することができます。内部には、美しい仏像や壁面に施された精緻なレリーフが残っており、当時の高い建築技術と美術を間近で感じることができました。また、裕陵から西へ約500mの場所には、40人の后妃が埋葬されている裕陵妃園寝もあります。
清東陵の最大の見どころの一つは、西端にある定東陵です。ここは西太后と東太后の陵墓で、14年もの歳月と莫大な費用をかけて造り上げられました。1928年に副葬品は盗掘されてしまったものの、地下宮殿の壁に残る見事な彫刻や、当時の最高の技術が集結したとされる建築物からは、その壮麗な面影を感じることができました。
清東陵は、北京から少し離れた場所にありますが、時間をかけてでも訪れる価値のある場所だと思います。特に裕陵の地下宮殿は、当時の歴史や文化を肌で感じ...
Read moreAmazing, there was many untouched aspects of the tombs unlike much or China's attractions which are reconstructions. Must have a guide or be fluent in mandarin, not a typical destination...
Read more非常大...
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