四国八十八ヶ所霊場の第四十番。観自在とは仏語で全ての事物を見通せることを言う。 四国霊場で、一番霊山寺からもっとも遠くにあることから「四国霊場の裏関所」とも呼ばれる。寺があるこの町は、美しいリアス式海岸の宇和海に面した最南端で、海洋レジャーの基地、真珠の生産地としても知られる足摺宇和海国立公園の景観を存分に楽しむことができる。 縁起をひも解くと、弘法大師が大同2年に平城天皇(在位806〜09)の勅命を受けてこの地を訪れ、1本の霊木から本尊の薬師如来と脇侍の阿弥陀如来、十一面観音菩薩の三尊像を彫造して安置し、開創したとされている。このとき、残った霊木に「南無阿弥陀仏」と6字の名号を彫り、舟形の宝判を造って庶民の病根を除く祈願をなされた。 平城天皇はまた、勅額「平城山」を下賜し、次の嵯峨天皇(在位809〜23)とともに親しく行幸され、御朱印を下されて『一切経』と『大般若経』を奉納し、毎年勅使を遣わして護摩供の秘法を修された。こうしたことから、この地方を「御荘」と称し、また勅額の山号に因んで「平城」とも呼ぶようになっている。 寛永15年(1638)、京都・大覚寺の空性法親王が四国巡拝の折に宿泊され、「薬師院」の院号を授かっている。このころは七堂伽藍がそびえ、末寺48坊、寺領二千数百石という隆盛を誇っていたという。だが、火災によりすべての堂塔を焼失、その後は宇和島藩主・伊達家の祈願所として旧観の回復につ...
Read moreSlept here on the Pilgrimage in 2018. Free lodging, just ask a monk for some help. Amazing temple! Thank you so much for the hospitality!...
Read more四国八十八ヵ所霊場の参拝でお伺いしました。 霊場第四十番札所になり霊場第一番札所の霊山寺から一番西に位置するお寺になります、真言宗大覚寺派のお寺で平城山薬師院観自在寺といいます。 御本尊は薬師如来になり脇侍に阿弥陀如来と十一面観世音菩薩を祀っています。 御本尊は弘法大師空海の作と伝わります、この時大師は残った霊木に「南無阿弥陀仏」の六文字を彫り厄除諸難消除の船型の宝判を作っている、また大師の名前と手印も残る宝判を晒木綿に写した宝印御守を授与しています。 観自在寺は厄除祈願の根本道場として信仰を集めました、特に平城天皇は「平城山」の勅額を下賜し嵯峨天皇とともにこの地に行幸したそうです。 七堂伽藍がそびえ末寺も四十八坊を数え隆盛を誇ったお寺ですが度重なる災害等罹災し堂宇を全て失った。 その後、宇和島藩伊達家の祈願所として復興するものの明治時代・昭和時代に再び火災に遭い堂宇を全て焼失したが御本尊は奇跡的に難を...
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