山号を常世田山と号し、薬師如来を御本尊とする真言宗智山派の寺院で、創建年代等の由緒が詳らかでありませんが、寺伝によると飛鳥時代(592~710年)から奈良時代(710~794年)にかけて活動した高僧・行基上人(668~749年)が開山となり創建、棟札より現本堂の建立は江戸時代前期の寛文13(1673)年、江戸時代前期の代表的な密教系仏堂と考えられ、地名から常世田薬師(とこよだやくし)と称されます。本堂は『常灯寺本堂』として千葉県の有形文化財(建造物)に、御本尊は『木造薬師如来坐像 一躯』として国の重要文化財(彫刻)にそれぞれ指定されます。建立時の本堂は、正面五間、側面六間の寄棟(よせむね)造りの草葺屋根で、江戸時代から明治時代まで『東総の三薬師』(他、旭市尾世川薬師寺・匝瑳市泉養院/廃寺)として隆盛を極め、平成26(2014)年の解体修理時に銅板葺に葺き替えられています。木造薬師如来坐像は、聖武朝(天平文化/奈良時代)に東国を巡歴していた高僧・行基上人が、織幡村(現・香取市)から杓子桜の名木を取り寄せて制作したと伝えられますが、実際はヒノキ材の寄木(よせぎ)造りであり、像高140.9cm、全面に漆箔を施し、刀法に生彩があり、膝も広くよく整った仏像です。また、細かく彫出した螺髪(らほつ)、伏目の彫眼、膨よかな顔、流麗な衣文は、平安時代後期の定朝(じょうちょう)様式が表現されており、関東における平安時代後期から鎌倉時代初期の制作と考えられます。光背は、全高234.5cm、頂部に三躯の胎蔵界大日如来を配し、左右に十二躯の飛天音声菩薩が舞う華麗な船型飛天光背、台座は、鎌倉時代の仁治年間(1240~1243年)に修理された八角形の裳懸座(もかけざ)であり、この時期としては県内唯一のものとされます。像の胎内全面には、鎌倉時代の承久年間(1219~1222年)の頃から海上郡・香取郡を領有していたとされる平胤方(たいらのたねかた)及びその親族の平行正・平氏播磨・平直忠の寄進により、仁治4(1243)年3月に仏師・豪慶が修理したとされる修理銘の墨書が残されています。山門前路肩...
Read more常世田薬師(とこよだやくし)とも呼ばれ、目にご利益があると言われた東総三薬師。茅葺きから銅板葺きになりましたが、檀家もいないこの寺の修復に携わった地区の方々は大変だったでしょう。木造薬師如来坐像は国の重要文化財です。 本堂のすぐ右隣には白山神社(白山大神)があります。猿田神社の主祭神の一つが菊理媛命であり、これは全国の白山神社に祀られる白山比咩神(しらやまひめのかみ)と同一神とされているので関係があるかもしれません。昔このあたりに白山信仰があったのかな。鐘楼の真下に洞窟があり、奥は真っ暗で行止まり。石仏らしきものが見えます。 2025.01.08再訪 毎年1月8日は御開帳と決まっており、甘酒等ふるまいもあります。普段は静かな寺も、この日は多くの人が訪れ賑やかです。 朝7時から昼の12時まで、駐車場等はなく路肩駐車にも限りがあるので、遠くに停めて...
Read moreツーリング帰路に看板見つけて立ち寄り。 途中、がけ崩れの痕跡あり。 行基の創建と伝えられ、常世薬師の名でも親しまれる。 1673年建立の本堂は、平成の大修理の際に茅葺型銅板葺となったものの、奥には宮殿を安置した須弥壇を設けた造り。 木造薬師如来坐像は、年1回のご開帳あり。 山の中腹にあるお堂?が、何な...
Read more