宇都母知神社(うつもちじんじゃ)。神奈川県藤沢市打戻。
式内社(小)、旧郷社。
主祭神:天照大御神 稚産霊神 若日下部命
資料によると、 「ウツモチ」の「ウツ」は「ウチ」と同語であり、「モチ」は小さい盆地の意で、打戻の地形が小さな盆地を形成しているところから、この社名が付けられたという。 近世は「別当金剛院」によつて維持されていた。
当社の創建時期は定かでないが、雄略天皇3年(皇紀1119年)に厳粛な祭祀が執り行われたという記録がある(『日本総国風土記』)。また、これまでに転社(移転)の記録はないが、同風土記では当社の鎮座地が「相模国鷹倉郡宇都母知郷」とある。
御祭神の 天照皇大御神は伊弉諾、伊弉冉二神の生み給う方で、高天原を治められ、神徳宏大で人々から敬われ、日神とも称え奉られた。 稚産霊神(わくむすびのかみ)は豊受大神の御親神で五穀や養蚕を司る神であります。 若日下部命(わかくさかべのみこと)は仁徳天皇の皇女で雄略天皇の皇后になられた方で非常に人徳の高い方で養蚕を盛んに奨励された。 61代朱雀天皇天慶2年9月(西暦939年)、若日下部命の御尊霊を大和国泊瀬(はつせ)より遷座して相殿に奉祀さ...
Read more駐車場から出て鳥居迄周り良く手入れされた参道へと進みます。珍しい名前の神社だなぁと思いながらそれでも1500年以上経っている延喜式内社でありその歴史を感じつつ参拝をさせて頂き御朱印を頂きに社務所へ伺うと奥様に対応して頂き待つ間に冷たいペットボトルのお茶を頂いたりお話を伺う事が出来ました。奥様と氏子の皆さんと協力してお花を植えたりして綺麗にしている事。先行きは此処に訪れた皆様に心が安らぐ場所であったりお花の神社と呼ばれる位にしたいと未来の夢を聞かせて頂きホッコリしました。書き置きではありましたが御朱印を神主さん自らお持ち頂き神社にまつわるいろいろなお話をさせて頂きました。その中でもこの神社の名前の意味を神主さん御自身がお考えになった解釈として宇都母知神社の(宇)は宇宙(都)はみやこ、繁栄 (母)は偉大さ(知)知恵 と考えておられると伺い成る程と思いました。神主さんと奥様のお人柄に感激を覚え心暖まる対応をして頂き感謝しながら神社を後にしました。寒川神社も良い神社ですが近くにある自然のままの静かな宇都母知(うつもち)神...
Read more延喜式内社が何でこの場所にって感じの、目立たない丘の上にあります。周りも平らで農園が広がっていて周囲との格別感があまり感じられません。ただし社も境内も大きくてさすが延喜式古社の格式です。境内が広いので空が開けていて開放的な社です、ちょうど桜が咲き誇っていて鳥居正面から絵になっていました。 境内の末社の建立碑をみるに、本家筋とか分家筋とか書かれているので地域の鎮守様として、皆に大切にされてきた事が伺えます。訪問時も境内で地域の方が机を並べて花見をしていました。 耕地整理の記念碑がありましたから、集落は往時は山裾にあって社は背後の丘上にあったのかなと思います。往古は鐘楼のある西面が参道だったようですね。遠くに大山も見える見晴らしの良い丘ですが、周囲にそんな大人数を賄えるような平地が見当たらず、何でこの場所にそんな古社がという疑問は消えません。大山まで続く遠くの平野は往古は海だったので、今とは違い実はもっと海辺の社で人の生活圏と近かったのかも知れないとも思いました。 近くに富士山ビューポイントと書いて...
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