2024年4月28日初訪問です。 松前公園の「桜祭り」に行く途中、車の中で「あの腰の曲がった緑の人は誰だろう?」という話になり、帰りに見逃してまた戻って確認しました。
伊能忠敬が北海道に来て、初めて測量を開始した地点とのこと(函館山の記念碑のタイトルはちょっと違うらしい) ただし、当初からここが目的地だったわけではなく、風に流されて色々あって北海道に上陸した場所がここ福島町吉岡だったそうです。 舗装された駐車場があるだけで、トイレも自販機もゴミ箱もありませんが、「大日本沿海與(車)地全図」(1821年)の始まりの場所なんだと思うとなんともいえない感じがします。
全国の伊能忠敬関係記念施設のひとつですが、「本人の銅像」になっていることは、記念碑だけとか、モニュメントだけとかが多い他の施設(全国に百数十ヵ所ほどあるようです)に比べるとユニークだし価値があると思います。
興味のある方は、伊能忠敬測量隊と大日本沿海與(車)地全図を題材にした映画「大河への道」(2022年松竹)もご覧にな...
Read moreJR函館駅前より車で約1時間半。 最寄り駅は木古内駅で、こちらからは車で40分くらいです。
松前郡福島町にあり国道228号線沿いにある公園。
駐車場は10台と少し停車できます。
伊能忠敬の立像が目を惹きます。
伊能忠敬は江戸時代、日本国中を測量してまわり、初めて実測による精密な日本地図を完成させた地理学者であり、測量家。 他に商人、天文学者の肩書きもある。
彼が【大日本沿海輿地全図】 を作成した際、蝦夷地測量は福島町吉岡から始まったとする記録が残っています。
その功績を讃え、後世に伝えるため 伊能忠敬の没後200年の節目であった2018年に記念公園を建設しました。
公園内には銅像の他に功績を記す説明板などがあります。
都内にある富岡八幡宮の境内でも立像があります。
素晴らしい功績は何年経過しても色...
Read more雪の中、まっすぐ東を向いて立っておられた。
「五月になると、江戸からも上方からも、多くの船が入ってきた。江戸からきた官船には、地理学者であり、もっともすぐれた測量家でもある伊能忠敬が、その助手たちとともに乗っていた。かれは幕命により、やがて日本全国を測量するが、その手はじめとして東蝦夷地をえらんだのである。『クナシリ島までやります』と、かれは嘉兵衛に語った。もっとも精密な地図ができあがるはずであった。」 司馬遼󠄁太郎 菜の花の沖より
1800年五月、青森の三厩(みんまや)から船に乗った伊能忠敬は、船が風に流され、ここ福島町吉岡に上陸したのだそう。
【三厩(みんまや)湾は竜飛岬の東のくぼんだ湾。その昔、奥州平泉から逃れてきた義経が津軽海峡を渡るために神仏に拝んだところ、3頭の竜馬が現れたので、三厩とい...
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