2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」。第6回放送は地元蒲郡、今川方の鵜殿長照守る三州上ノ郷城攻防戦でした。放送後の「どうする家康ツアーズ」では蒲郡が取り上げられており、遠望峰(とぼね)山頂からの眺望、西浦温泉、拾石の海鮮市場などが紹介されていました。
家康はこの城を攻める際、忍の力を借りて攻略したとされています。正攻法では落とせない堅牢な山城であったことが伺われます。家康支配下となった後は久松俊勝(母於大の方の夫)が城主に。近くの安楽寺(2015年の大火で主たる建物が消失、再建中)は俊勝の菩提寺であり、於大の方の位牌も収められています。秀吉による関東移封後は、吉田(豊橋)に入った豊臣方の池田輝政(現在の状態の姫路城の築城主)配下の城となり、その後廃城となりました。
城の遺構としては本丸跡や土塁が確認でき、本丸跡周辺が広場として整備されており、南側からは市街地越しに三河湾が望め、竹島、三河大島、更に湾を隔てて渥美半島までが遠望できます。因みに渥美半島の先端、伊良湖の恋路ヶ浜では、第一話の名シーン、本多忠勝の「悔しくないのか〜」が撮影されています。
城の周辺はみかん畑が多く見られます。蒲郡といえば「蒲郡みかん」ですね。
蒲郡駅からは徒歩30分程。散歩にもってこいの距離です。近くには天然記念物「清田の大クス」もありセットで回れます。その後蒲郡のシンボル竹島へ。駅から街チャリ(HELLO...
Read more☆戦国大名「駿河太守/今川義元」縁類、今川家重臣『鵜殿長照』の居城跡。 三河湾一望する標高52mの丘陵上、風光明媚、後に徳川家康生母/於大の再嫁ぎ先、家康の義理の父「久松俊勝」が入城し当地を領有、この地に入った皆が古来から見た風景✨
☆登城前に駐車場の案内板柱に設置されている「上ノ郷城跡」パンフレットは凄く参考に成りました、1590年(天正18年)に久松氏が家康の関東移封に伴って転居し上ノ郷城廃城、約430年前の土造りの城跡が破壊されず良く残ってました❗️ パンフレットの「諸国古城之図/三河...
Read more某歴史シュミレーションゲームを今川義元でプレイすると、必ず一度は名前を聞くことになる「鵜殿長照」というこれといって取り立てて何の特徴もない凡庸な武将。その彼の居城だったのがこの上ノ郷城です。鵜殿長照には何の思い入れもないとしても「三河平定戦の時、若き日の徳川家康もここにいたんだなあ。攻め寄せたんだなあ」と思いながら、今はみかん畑に変貌してしまった土塁跡や曲輪跡を見ると、格別な感慨を覚えます。なんといっても家康はこの城を落とし、長照の息子を生け捕りにしたことで、自分の妻と子供たちを救うことが出来たのです。なので家康にとっても思い出深い城であったことは間違いないでしょう。そういうことで、特に何か特別に変わったものがあるわけではありませんが、戦国ファンなら一度は訪れる価値のある場所ではないかと思います。なお、訪問の際は、赤日子神社をナビで設定するのが良いと思います。神社の西側に数台程度の駐車スペースがあり、そこが城跡への入口になっています。周辺道路はめちゃ...
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