2018.5.9/11:20見学。 《142年続いた捕鯨の歴史・隠れキリシタン信仰の聖画や行事・島の歴史》
《1階〜1・4展示室》 1725(享保10)共同経営(鯨組)の“突取捕鯨”が始まり、後に、網を掛けて鯨の行き足を止めてから突き取る“網掛突取法”になり、明治6年まで多い時には3000人以上の人が捕鯨の仕事に従事していた様です。
その当時のジオラマを通して生月の生活を学ぶ事(勉強になります)ができます。色々な魚の展示があります。リアルで、魚好きな子供には、かなり楽しい場所だと思います。今回は時間が無かった為簡単に見てしまいましたが興味あり次回は、ゆっくり見たいです。
《2階〜3展示室》 1549(天文18)カトリックの宣教師ザビエルが鹿児島に上陸後し、翌年平戸に来訪。その際、藩主(2人)が貿易に期待感持ち自ら入信し、領民も信徒になったのに、藩主が禁教に変更。入信した藩主(2人)退去以降の1599(慶長4)より殉教が始まり密かに信徒達は信仰を。明治に入り禁制が解かれカトリックの再布教が始まったけど、禁教時代の信仰の形が継続され隠れキリシタンとしてある様です。
生月島の隠れキリシタンは、オラショという言葉で祈ります。当時は、藩主の人達に見つからない様にマリア様を観音様疑似したり、掛軸の絵も同様。オラショは、山奥の固定された場所で言葉を伝えあった様です。
近年オラショがとても注目されています。ラテン語と同じ?ものだと以前テレビで案内してました。(オラショについては長崎・二十六聖人の記念堂にも紹介があります) 隠れキリシタンの様々な宝遺物があります。どれも唯一無二の神聖なもので、見ていて何故か心が落ち着きました。
生月で思い出されるのは、ルーツを持つ指揮者の西本智美さんです。
生月町に伝わる“オラショ”の起源とされるグレゴリオ聖歌は、ローマカトリック教会の典礼音楽です。
2013.11月にてバチカンにて西本さんの指揮で聖歌の演奏をテレビで見ました。聖歌隊とオラショを語られる方々が隣りにいて交互に。言葉が合い(添い)聴いていて感動しました。いつか縁があれば、演奏を聴いてみたいです。
生月には、語り継がなければいけない歴史遺産があるんですね。そんな事を思いながら見学すると違うものに見えるかも。
館内の様子は、クチコミ右側にある写真を参考に見て頂くイイと思います。
館内は、少し暗い感じですが、色々なものが丁寧に作られ展示されていて、学ぶ事は多いです。 生月の生活・文化・歴史が学べます。 是非、足を運んでみて下さい!
7年後再tryの際は、時間をかけて見学したいと思ってます。
《追加コメント〜》 市がもう少し投資(意識)され、館内を見たくなる雰囲気(演出・プロディース)をエントランスに作って、もっとこの博物館が生きた場所になるとイイな。と思っています。 中々〜市は、意識してくれないのが現状の様です。 イイ博物館(歴史的遺産がたくさん有ります)なのに...
Read more私は生月島に行くのは今回で3回目です 1回目は 船で行きました2回目は橋ができてました 今回は 車で橋を渡りました 思ったより 見応えが ありました 特に 生月島は 昔はクジラの基地として 有名でした 日本でも最も有名と思います 、クジラの 取り方を 蝋細工で 事細かく 作成してありました 8隻から10隻の船が クジラをとり 囲み 銛のついた 長い棒を クジラ に命中させ クジラ が もがいて 動き回って ある程度の 体力を消耗させ 鯨 に網を投げ そして男衆の一人が クジラの体に 飛び のり 鼻を削ぎ 鼻の穴に ツナを入れクジラが沈むの 防ぐ ために 二艘の船で 両側から 吊るしながら みなと を目指す ということを初めて知り ものすごく男を感じました 銛は 直接 クジラに 投げつけるのじゃなくて 上 にあげて 意図的に 重い棒を使って加速を増す ということです 棒の重みで 加速をつけて クジラに刺すということでした 棒はものすごく重たそうでした こんな重い棒を上に向けて投げつけるということはちょっと大変だなあと思います 昔の人の 体力の強さを すごいなあと思います 、クジラの 生殖器 とか 胎児とか 実物で展示してあります もちろん髭もありました 他にも 鯛とか 鯵とか 魚の 呼吸の 仕方とか 海流の流れ の説明とか 子供用にも 色々と 手を加えてあります 子供さんを 連れて行くにもいいと思いますそれと 隠れキリシタンの ことも いろいろ展示してあります 具体的に家庭の内部も 等身大で 作成してあります 是非一度行かれることをお勧めします JAF の方は...
Read more2022年9月中旬に訪問。捕鯨や潜伏キリシタンについて、わかりやすく興味深い博物館です。私はクリスチャンでもなく歴史に詳しいわけでもありませんがたいへん興味深い展示でした。以前皆川先生の本を読んだことがあったので、生月には一度伺いたいと思っておりようやく実現しました。平戸に行くなら、ぜひ時間をかけて立ち寄ることをお勧めします。
島の館HPの「生月島の歴史シリーズ」の連載が始まったか始まらないかの頃に伺ったので、最近になって連載に気付きました。拝読してから行きたかったなぁと思いました。 島に心を寄せた学芸員さんの温かい目線で書かれていて、学術的にも素晴らしい内容だと思います。執筆されている学芸員さんにお会いできず残念でした。
11月?に貴館でシンポジウムがあるというポスターを館内で見かけました。オンラインでリモート会議、授業など普通のこととなりましたが、今回のシンポジウムはそのような機会が持たれず本当に残念でした。聴きたかったです。 世界遺産だからではなくて、歴史的な意義と失われつつある島の貴重な文化について長崎県や平戸市はもっと多くの人に発信すべきだと思います。オラショや研究者のお話を本州に住んでい...
Read more