Ａｈa❗️ なんて素晴らしい風景なんだろう！ 自然の成せる技って 人間では 到底 迫り得るシロモノではないネ。 崖づたいの細道を少しばかり歩くと 見晴らしの良い場所に出た。 屈曲する海岸……遠のく空……マリーンブルーの海が 時折り白い牙をむいて噛みついて来る。 このダイナミズムな風景を眺めていると 気持ちが 収まるところに 次第に収まっていくネ。 人間にとって環境って 如何に大きな影響を与えてるかってことが分かってくる。

じっと海の十字架を眺めていると　シャニムに働いた昔を思い出す。 その年　ロンドンのヒースローからブリティッシュエアーで　西ドイツのミュンヘンに移動し　ミュンヘン中央駅 27番乗り場から DB( Deutsche Bundesbahn )で エ～と どこ行きの急行だったっけ？……で……１等 コンパートメントだった……それに乗って所要時間48分ぐらいだったかな……で ヴァイルハイム( WEILHEIM ) で下車……運賃は DM16.80だったかな。 ここは第二次世界大戦中 連合軍の攻撃をかわすべく 家畜家屋に似させて戦車の生産をしていた生産拠点の一つ。

『久しぶりだなぁ〜！ 車で迎えに来るから そこで待ってろ』を『いいから 観光を兼ねて歩いてくるよ』って丁重に断って 歩いていくと やがてチャーチを取り巻くように 赤茶けた屋根が整然と並んだヴァイルハイムの中心街近くに着いてね………教会と それを取り巻く建物 そして人々の敬謙な神への祈り………即ち祈りそのものが人生観であり 宗教哲学が 長い歴史を通して この街の重厚で深みのある景観を醸しだしていた………で……せっかく教会に寄れたことから 礼拝をさせてもらったんだが それを いま見つめている海のクルスと重ね合わせて思い出していたのであった。 忙しく働いた日々は遠く 今では所々 カケラを拾い集めるだけだが フッ！と我が足元に目を落とすと ツマグロヒョウモンが１頭 アザミからアザミへと 蜜のカケラを拾い集めるかの様に小生には映っていた。

海のクルスを眺めてると ウィリーネルスン( WILLIE NELSON )の 🎵 ハウグレイソゥアー How Great Thou Art ( 実は古語が混じっていて 現代語では : Thou=You Art=Are に直すと 解ける )🎵 が聞こえて来る。 いいね……美しい自然を作ってくれる宇宙の 知られざる仕組みに ありがとう！