先日、いわき市にある「いわき震災伝承みらい館」を訪れました。ここは、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の経験と教訓を未来へ伝えるための施設で、家族みんなで震災の記憶と向き合う、非常に意義深い時間を過ごすことができました。
震災の記憶と教訓を未来へ みらい館に入ると、まず津波の高さを示すモニュメントや、被災した建物の写真が目に飛び込んできます。震災発生時の様子を伝える映像や、被災された方々の証言VTRなど、生々しい記録に触れることで、当時の状況を改めて知ることができました。
息子も娘も、真剣な表情で映像に見入り、津波の恐ろしさや、原発事故が地域にもたらした影響について、私や妻に質問を投げかけてきました。私たちは、知っている限りのことを伝え、震災が私たちの生活に与えた大きな変化について、家族で話し合う良いきっかけとなりました。
「いのちを守る」ための学び この施設は、単に震災の記憶を伝えるだけでなく、未来に向けて「いのちを守る」ための教訓を学ぶ場でもあります。地震発生時の行動や、津波からの避難方法、そして防災への備えなど、具体的な知識を学ぶことができる展示が多くありました。
特に印象的だったのは、津波の映像と連動した体験展示です。実際の津波の速さや勢いを体感できるような工夫がされており、災害が起きた時にどう行動すべきかを、よりリアルに考えることができました。子どもたちも、防災意識を高めることの重要性を感じ取ってくれたようです。
希望と復興へのメッセージ 展示の中には、震災からの復興に向けて、地域の人々が力を合わせて立ち上がってきた様子や、未来への希望を感じさせるメッセージも多くありました。厳しい現実を乗り越え、前向きに生きる人々の姿に、私たちも勇気をもらいました。
震災を経験した地域の人々が、どのように困難を乗り越え、未来を築こうとしているのか。その力強いメッセージは、子どもたちにとっても、そして私たち大人にとっても、心に深く刻まれるものとなりました。
いわき震災伝承みらい館は、過去の悲しい出来事を忘れないため、そして未来の命を守るために、非常に重要な役割を担っている施設だと感じました。震災を知らない世代の子どもたちに、あの日の出来事と、そこから得られた教訓を伝えることは、私たち...
Read more入館料は無料です。 震災を経験した語り部さんから、2011年3月11日の時の、行動や対策のお話を伺いました。波が引いたら津波がくるという言い伝え「てんでご逃げろ〜」バラバラになっても1人1人がとにかく逃げろ〜命は自分で守る、逃げないと助けに来る人をも巻き添えにしてしまう二次災害になると。逃げ遅れて亡くなった方が大勢いるとのこと。 「災害は忘れた頃にやって来る」その時、自分はどこにいるのかわからない。その時のいる場所で、元気な人は、連携を取って動く。人との繋がりが大事。 震災後の三日間は、農家のお米を提供して頂き、婦人会を中心に毎日毎日おにぎりを作ってしのいだそうです。その後はガストすかいらーくグループ等の食事の提供が開始されたそうです。 地元に居るであろう中学生の皆さんには、地震等有事の際に、元気な人と連携を取って、大人と一緒に動いて欲しいです。全国の中学校の先生方、生徒さんたちにも聞いて頂きたいお話でした。社会科見学、記録映像機器の視聴、語り部さんの講演会、な...
Read more2024年7月、土曜日の昼前に伺いました。駐車場は空いていました。団体バスが停まっていました。 中に入ると、まず名簿に記入します。とはいえ、どこから来たのか(市内・茨城県・他県)位だったと思います。 事務所脇の通路を進むと、左側の部屋で団体客が語り部の方のお話を聞いていました。 正面がメインのフロアで、津波の映像などが真っ正面に流れていました。立ち尽くして、ただ見ていました。 いろいろな資料が壁に展示されていました。 一つ一つ見て廻りました。心を打たれたものはたくさんあったはずです。でも強く覚えているのは一つだけ。 一言一句覚えていませんが、 「津波は波じゃない。黒い壁だった」 という内容の被災者の言葉でした。
2階に上がると屋上で、海側が見えました。海自体は緑地の向こう側にあったので、見えませんでした。 見えなくて少しほっとしました。
大変心に残る、行く...
Read more