貞永寺(ていえいじ)
所在地 静岡県掛川市大坂3706-1
宗派 臨済宗妙心寺派
山号 金剛山貞永寺
本尊 釈迦如来
創建 貞永元年(1232年)
訪問日 2022/8/10
金剛山貞永寺は、四条天皇の勅願により貞永元年(1232年)に創建されたと、伝わる臨済宗妙心寺派の寺院です。 当初は、真言宗の寺院でしたが室町時代初頭に足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔う為、全国に安国寺を建立した際、当寺があてられ臨済宗に改宗しました。 遠州安国寺として、寺運が隆盛し当地域の臨済宗の拠点となり多くの末寺を擁し境内には、七堂伽藍が建ち並びます。
天正年間(1573〜1592)、高天神城を巡る攻防戦の兵火により多くの堂宇・寺宝・記録などが焼失しましたが、天正11年(1583)、徳川家康の命で横須賀城城主・大須賀康高が堂宇を再建しています。 江戸時代に入ると幕府から、庇護され寺領21石が安堵され10万石の格式を得て、「能満寺・静岡県榛原郡吉田町片岡」、「龍潭寺・静岡県浜松市北区引佐町井伊谷」と共に遠州臨済宗三名寺に...
Read more貞永元年(1232)に四条天皇の勅願により開かれたとあります。 近くには、今川、武田、徳川等の合戦の舞台となった高天神城趾があります。その時の戦火により貞永寺の多くの建物が焼失した後、家康の命で天正11年(1583年)に再建されたそうです。
境内は庭、樹木とも手入れが行き届いています。禅宗寺院でよく見られる枯山水と石庭とに、物静かで凛とするような趣を感じます。その澄んだ空気の中、桜の花の華やかさまで、静寂な雰囲気を醸し出しているようです。日常生活と違った空気感の中にいると、心がリフレッシュされるような気がしてきます。 道路を挟んで公園があり、小さなお子様連れでも楽しめそうです。広い駐車場もあります。 お寺の横の山道は大...
Read more鎌倉時代に創建された真言宗寺院を前身とする、臨済宗妙心寺派の大寺院で、龍潭寺・能満寺とともに遠州臨済三名刹のひとつに数えられています。
戦国時代に兵火に遭い焼失した後、江戸時代に再建された入母屋...
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