旧三笠ホテルはスタジオジブリのアニメ映画『風立ちぬ』の舞台、『草軽ホテル』のモデルの一つと言われ、文化人財界人が多く宿泊したことから、『軽井沢の鹿鳴館』とも呼ばれていたそうです。
今から遡ること100年以上前の1906年にオープン、当時の宿泊料は、一等が12円、二等が8円、三等が5円だったそうですが、現在の貨幣価値に直すと、大体一等が一泊24万円、二等が16万円、三等が10万円という値段になり、現在でも超高級ホテルの部類に入るほどの料金だったそうです。しかも客室は30室、定員は40名と限定されており、富裕層のための限定された特別なホテルだった事が伺いしれます。その姿は純西洋風建築と呼べるもので、客室は実際に内部に入って見る事が出来るので、外から見る美しい建築と同時に内部の部屋なども今でも当時の雰囲気を味わう事が出来ます。
残念ながら1970年にホテルとしての営業に幕を下ろしてしまいましたが、そこに至るまでは、いろいろな事があり、洪水のため流出したり、経営母体が変わったり、太平洋戦争後は進駐軍の施設になったり、最後は長期信用銀行から軽井沢に寄贈されますが、廃業の時点で竣工当時のおよそ50%が現存している事から国の重要文化財に指定され、現在では保護されています。
ところで…1階の資料室に気になる説明があります。古い洋館にはつきもののちょっとした怖いお話がここ三笠ホテルにもあります。真夏でも軽井沢は涼しく、浅間山の影響もあり昼間でも暗くなります。霧が舞い、来館者が一瞬とぎれ、貴方とお友達のみになった時、その場所が2階の1・2号室でしたら感覚を研ぎ澄ませてみてください。スキップしている女の子や有島武郎氏・渋沢栄一氏に出会えるかもしれませんね。怖いような、少しワクワクするようなこの説明。実際に見た人がいるということなのでしょうか?
入場料は大人,400円、少中高は200円、駐車場は北に少し行ったところに無料駐車場が完備されてます。その無料駐車場の手前にある『三笠茶屋』は旧三笠ホテルの出していた復刻版の当時のカレーを食べる事が出来ます。初めて訪れた軽井沢でしたが、...
Read moreIgnore my rating. The place is closed and under renovation. Went all the way to the end of Mikasa-Dori just to find this out. It didn’t seem like there was much construction going on either, so it seems like it will be a while before it reopens...
Read moreThis place is a historical building that used to be hotel for International delegates in Japan however, this place is currently under renovation, and it is closed until...
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