Hirohata Hachimangū — Attraction in Kashiwa

宇多天皇の時代（887～897）、「下総国第一鎮守宇多天皇勅願所」として鎮座し、鎌倉時代の建久4年（1193）に社殿が再建されました。

現在の本殿は天保年間（1830～1843）造営されました。本殿周囲の彫刻は、御祭神の事跡を刻んだもので、正面より右側は「養老の滝の図」、左側は「応神天皇を御抱き上げの図」、背面ものは「里の童山武士を神社に案内の図」です。

第59代宇多天皇は貞観9年（867）に生まれた光孝天皇の第七皇子で定省（さだみ）と呼ばれました。元慶8年（884）に26人の皇子皇女が源姓を賜わり臣籍降下し定省王もその一人であり、源定省と称しました。

光孝天皇は立太子を決しないまま、即位から3年後の仁和3年（887）に重態に陥り、関白藤原基経は天皇の内意が源定省にあるとしました。

基経自身は特に定省を気に入っていたわけではないものの、定省は基経の仲の良い異母妹藤原淑子の猶子であり、天皇に近侍する尚侍（ないしのかみ）として後宮に強い影響力を持つ淑子が熱心に推したためといわれています。

基経以下の群臣の上表による推薦を天皇が受け入れて皇太子に立てる形が取られ、定省は8月25日に皇族に復帰し、翌日に立太子しましたが、その日のうちに光孝天皇が崩じたため践祚し、11月17日に即位しました。

宇多天皇は経験に乏しく、天皇の勤めを果たすためにも4代に渡って執政の任に当たってきた基経の協力は不可欠でした。

宇多天皇は即位式の4日後、「万機はすべて太政大臣に関白し、しかるのにち奏下すべし」という詔を橘広相に作成させ、基経に引き続き執政の任に当たるように頼みました。この時、初めて関白の号が登場しました。

基経は儀礼的にいったん辞意を乞うが、天皇は重ねて広相に起草させ「宜しく阿衡の任をもって卿の任とせよ」の文言に基経が立腹し、政務を拒み自邸に引き籠もってしまいました。他の朝廷の学者の多くは広相の文言に問題があるとしました。

阿衡とは中国の殷代の賢臣伊尹が任じられた官であり、この故事を橘広相は引用したものでした。これを文章博士で基経の家司であった藤原佐世が「阿衡は位貴くも、職掌なし（地位は高いが職務を持たない）」と基経に告げたことにより大問題となりました。

しかし、元慶8年（884）7月8日、光孝天皇は基経を「阿衡」とした勅書を送っており、宇多と橘広相が「阿衡」の語を勅書で用いたのはこの際の例にならったものとされています。このため基経と家司藤原佐世が阿衡の語を問題視したのは、何らかの意図によるものであるという見解が取られることが多い。

仁和4年（888）6月、宇多天皇は「阿衡」の詔書を取り消し、基経の娘藤原温子を入内させるなどして和解に務め、10月になってようやく事態を鎮静化させました。なお宇多が勅願寺として仁和寺を建立したのはこの阿衡事件の最中のことでした。

寛平3年（891）1月に基経が死去するに及んで、宇多は親政を開始することができ、文化面では寛平御時菊合や寛平御時后宮歌合などを行い、これらが多くの歌人を生み出す契機となりました。

宇多天皇は寛平9年7月3日（897年8月4日）に突然皇太子敦仁親王を元服させ、即日譲位し、太上天皇となりました。この宇多天皇の突然の譲位は藤原氏からの政治的自由を確保するためこれを行なったと考られています。

新たに即位した醍醐天皇には自らの同母妹為子内親王を正妃に立て、藤原北家嫡流が外戚となることを防ごうとしました。

また譲位直前に菅原道真を権大納言に任じ、大納言で太政官最上席だった時平の次席として朝政を二人で牽引するよう命じました。

この人事は物議を醸しましたが、道真は宇多上皇に願ってかかる公卿らに出仕を命じてもらい、ようやく新政が始まりました。

宇多は譲位後も道真の後ろ盾となり、時平の独走を防ごうとしていました。しかし、仏道に熱中し始め、昌泰2年（899）10月24日には出家し、東寺で受戒した後、仁和寺に入って法皇となり、高野山、比叡山、熊野三山にしばしば参詣し、道真の援助を十分に行えなくなっていきました。

昌泰4年（901）正月、道真は宇多上皇の子で自らの婿でもある斉世親王を皇位に即けようとしていたという嫌疑で、大宰府へ左遷されました。

この知らせを受けた宇多上皇は急遽内裏に向かいましたが、宮門は固く閉ざされ、その中で道真の処分は決定してしまいました。

延喜元年（901）12月13日、宇多は受戒の師を益信として東寺で伝法灌頂を受けて、真言宗の阿闍梨となりました。

延喜13年3月13日（913年4月22日）には後院の亭子院で大掛かりな歌合を開き、国風文化の盛行の流れを作りました。

醍醐天皇の健康状態が悪化していくと、宇多上皇が政務を代行することもあり、延長8年（930）に天皇が崩御すると、朱雀天皇の摂政の藤原忠平の要請を受ける形でその後見となりました。 承平元年7月19日（931年9月3日）に...

Today, I went on an afternoon walk and explored the Hirohata Hachimangu Shrine. Arriving at around 11am on a Tuesday, I found the shrine to be quite, peaceful, and displaying beautiful colours from every direction. I'd highly recommend visiting these locations in the early mornings, or went they first open to get the best experience.

If you want to see more, I have a full walking video on my YouTube channel (Kona-kun Walks) for this...

由緒・沿革 御創建は、第59代宇多天皇の御代「下総国第一鎮守宇多天皇勅願所」として鎮座されたと伝えられている。 後、鎌倉時代に至り、建久年間四年（1193年）後鳥羽天皇の御代に、柏市近郊一帯の総鎮守（守護神）として再び社殿が創建された。 又、徳川時代に至って、慶安三年（1649年）には、三代将軍家光公より御朱印地（領地）十石を献上された。 「下総旧事情」によると、御朱印神社は、下総国で64社、葛飾郡内で18社、柏市内では当社と塚崎の神明宮の2社のみである。 宝暦七年（1758年）には、伯州刺吏藤原正珍公より、旧領采地、病気平癒の御札として石華表（石鳥居）一基を寄進された。 これは当宮の外、布施弁天、塚崎の神明宮の二社一寺に寄進されたものです。 御祭神は、誉田別名（15代応神天皇）・気長足姫命（神功皇后）・玉依姫命で、合祀による御祭神は、仲哀天皇・武内宿祢の二柱です。 現在の御本殿は、天保年間（1830年～1843年）造営のものと伝えられ、権現流れ造り、基礎の石垣は安土桃山時代（1573年～1595年）の形式を遺す貴重なものであり、又御本殿周囲の彫刻は、御祭神の事跡を刻んだもので、正面より右側は「養老の滝の図」、左側は「応神天皇を御抱き上げの図」、背面ものは、「里の童山武士を神社に案内の図」で精巧秀麗なものです。 【HPより抜粋】

ニッカ通りから少し逸れた先、鳥居脇には整備された駐車場あります。 当日も境内の草刈などされており、綺麗に整備されています。 全体的に、荘厳...