夕暮れ時、四日市の港町に立つと、水面に映る茜色の空が、まるで別の世界への入り口のように揺らめく。その中に、ひときわ目を引く重厚な鉄の構造物があった。今日まで幾多の物語を見守ってきた末広橋梁だ。 古くから物流の要衝であったこの地で、人々の暮らしと産業を支えるため、一本の橋が架けられた。それはただの橋ではない。必要な時に空へと持ち上がり、船の往来を許す跳開橋という、当時の最新技術の結晶だった。 時代は移り、人々の生活様式も大きく変化した。物流の主役が変わり、船が通るために橋が持ち上がる光景は、以前ほど頻繁には見られなくなった。しかし、末広橋梁はただ静かにそこに佇むだけではなかった。 ある日、遠くから力強い汽笛が響き渡る。ゴトゴトと重い音を立てて、赤い車体が印象的な「レッドベア」が、黒い貨物列車を牽引しながら橋を渡っていく。 それは、現代の日本を支える大切な物資を運ぶ、力強くも頼もしい使者のよう。橋は、過去の歴史を刻みながらも、今もなお現役でその役割を果たしている。 夕焼けに染まる空の下、船が通るたびにゆっくりと持ち上がる橋の姿は、まるで大空に開かれた門のようだ。その雄大な姿は、見る者の心を揺さぶり、忘れかけていたロマンを呼び覚ます。 末広橋梁は、技術の粋を集めた遺産であり、時代の移り変わりを見守ってきた証人であり、そしてこれからも、四日市の空と水と、人々の物語を繋ぎ...
Read more2024/9/17㈫ ●13:35 可動橋を動かしに自転車🚲️に乗って職員が来る ●14:00 踏切が鳴り出し🎶、貨物列車が通過 スピードは走って追いつけるぐらいゆっくりでした。 ●そこから1キロあるかないか走り、貨物を切り離す ●機関車(レッドベアー)のみスイッチバックし、何処からかわかりませんが他の青い機関車が運んできた貨物(おそらく空の貨物)をレッドベアーは連結し、また末広橋梁の方に戻って行きました。 ●レッドベアーが運んで来た(満タン)の貨物は空の貨物を運んできた、青い機関車が末広橋梁は渡らず何処かの工場(おそらく太平洋セメント)に運んで行きました。
この間約20分程でした。
2024/5/5 諏訪からの帰宅途中寄り道し過ぎて力尽き、ベンチで一夜を過ごしたのですが、周りもすっかり明るくなり、一度行ってみたかったので、せっかくですし、寄ってみました😌
休日(ゴールデウィーク)の、朝8:00頃に来たのですが、可動式の橋は降りていました。
一度、橋が動くところや、貨物列車が通過するところを見てみたいと思いました😌
ちなみに[末広橋梁]の周りの工場は無法地帯っぽくて、[かなり昭和の雰囲気]が残っており、個人的には四日市石油コンビナートの煙突など眺めるだけでも楽しかったです😌
散策マッ...
Read more四日市市の千歳運河を跨ぐ跳開式可動橋。1931年竣工 。日本に残る唯一の現役の跳開式可動橋です。全長58メートル 、幅4メートル。中央にある高さ15.6メートルの鉄塔からワイヤーで巻き取って80度に跳ね上げる仕組みです。この橋は工業地帯の真ん中にあり、この橋を通る列車は四日市港の太平洋セメントの工場に向かう貨物列車です。日本の建築史においても日本の橋梁史においても、非常に貴重な現役の産業遺産と言えるでしょう。 橋が上がって列車が通る光景は残念ながら見ることはできませんでした。...
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