奄美群島はサンゴ礁が隆起してできた島々です。その表層は琉球石灰岩で覆われているため至る所に鍾乳洞が見られます。徳之島には銀竜洞やウンブキが、沖永良部島には国内最大級の昇竜洞があります。そしてここ喜界島にあるのが「ウフヤグチ鍾乳洞」です。奄美群島を6泊7日で旅した時に寄ってきました。 なんかのっぺりとした印象でした。壁面はなめらかだし、石筍も見当たりません。それは太平洋戦争中、ここが軍部に徴用されていたからなのです。 太平洋戦争というと20万人近い人が亡くなった「沖縄戦」が真っ先に思い浮かびます。しかしここ奄美群島にも米軍の攻撃は及んでいます。戦争中、喜界島には陸海軍が駐留していました。現在喜界空港のある場所は、旧軍の喜界島飛行場があり特攻機の中継基地として稼動していたのです。また特攻兵器である「震洋」の基地もありました。そんなわけで、喜界島も米軍の攻撃対象となり多くの民間人が亡くなっています。その時軍部は鍾乳洞を基地に流用します。そして使い勝手のために鍾乳石や石筍を削り落としたというわけです。しかし石筍の形成には長い時間が必要です。損壊後約80年経過していますが「原状復帰」にはとても至っていません。 話は違いますが、沖ノ鳥島の環礁の一部は外海から環礁内に侵入できるように旧海軍により爆破されました。こちらもサンゴの再生はできておらず、今も外海と交通したままです。 「自然破壊」はよーく考えてから行ないましょう、どっかのイ...
Read more小野田少尉のロケが行われました
ウフヤグチ鍾乳洞 長さ30メートル位の短い鍾乳洞だが、入口は大きく中はドーム状の大きな空間があり神秘的。 ウフヤグチ鍾乳洞は別名「太谷口鍾乳洞」とも呼ばれていて、鍾乳石や石筍が発達して素晴らしいものだったらしいですが、戦争中に守備隊の防空陣地とされた際に、その鍾乳石は破壊され、石筍も取り除かれてしまった 現在は遊歩道が整備され太陽光を使って 中には電灯が付いています 島では探せば多くの鍾乳洞があると想像されます、以前滝川にある鍾乳洞の入り口に猫が迷い込み翌日嘉鈍ので見つかったと言う話は有名です
喜界島には34の集落があり、それ以外の場所はサトウキビ畑かジャングルになっています ...
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