喜多方郊外関柴にある会津十二薬師の一つで、鎌倉初期の定朝様の流れをくむ国重文の薬師如来坐像が本尊です。 残念ながら御拝観には事前に喜多方観光協会に電話でお願いする必要があり、今回はお姿を拝見出来ませんでしたが、小粒の騾髪、浅い翻波の天衣、たおやかなお顔立ちと、洗練されたお姿で、どうやら京都からの渡来仏のようです。 薬師堂の左奥の小路には、江戸時代に再興した栄昶和尚が母親の為に建てた五輪塔があります。 高台にあり、そちこちにある石のベンチに腰を下ろし、喜多方の稔りの里山を眺めていると、何だか煩雑な心も浄化されるようです。 境内の入口左手には夫婦カリンなる二本のカリンか仲つつまじく立っています。
今は穏やかに静みかえるお寺さんてすが、自由民権運動の時代には激動の歴史を刻む一面も持つお寺さんでもあります。
令和三年霜月吉日、漸く御本尊様を拝見いたしました。実にたおやかで、品のある女性的なお顔立ちの薬師様でした。小さな螺髪は掘り出し式、とても写実的な体躯で鎌倉初期の特徴が良く出ています。お目にかかれて本望です。世話役の方、本当にありがとうございました。
毎年四月八日に一般御開帳され、薬師堂越しに御本尊を拝観でき...
Read more小雨が降る中の参拝 残念な事に、お寺の機能はお止まりしてます。薬師如来様のお姿をご覧頂き、本来のお役...
Read more重要文化財があるのですが門扉が閉じていて誰もいませんで...
Read more