ここから2km位の所で生まれ20年ほど住んでいました。 戦前戦後と大変賑わっていた神社だと母から聞きました。磐越東線舞木駅をおりて三百m位歩き、線路のガード下をくぐると沢沿いの道に、ご利益のお返しに奉納された鳥居が始まり数限りなく続いていたため、高屋敷稲荷まで2kmほど雨の日でも傘要らずで歩けると言われたそうです。京都伏見稲荷よりすごかったかも。実際は赤い塗料が落ちて来て大変だったと聞きました。この沢沿いの道は国道288号から入れますすが、車1台が通れるくらいの幅なので車で通るのはおすすめしません。舞木駅から徒歩をおすすめします。 私の幼い記憶では、高屋敷稲荷の春の祭りには、舞木駅からの沢沿いの沿道に参拝の人々が延々と続き、修験者や托鉢の格好をした人々が道に立ち喜捨を求めていました。門前には茶屋があり、蕎麦などを出していたように覚えています。そして村の小学校の昔の運動会と同じように、神社の登り口には沢山のおもちゃや食べ物を出す出店が出ていました。
昭和三十年代にも全国規模での市町村合併がありこの神社も福島県岩江村から郡山市へと住所が変わりました。神社のすぐ東側は田村郡三春町となりました。地域共同体の解体につながったのかどうか、お祭りのにぎにぎしさは無くなっていったような気がします。私が小学校高学年となった昭和四十年頃には誘い合ってお祭りに行くことはありませんでした。天照等お正月に頂く御札(おしょうがっつぁま)も、いつの間にか郡山市の安積国造神社から町内会を通じて配布されるようになりました。
舞木から続く古い鳥居は撤去され、私が故郷を離れた40年前はいくつか新しく寄進された物が建ち始めていました。時々ネットで覗くと、今は新しい鳥居が沢山社殿前に建ちお祭りが華やかに開催されているようで巫女さんの写真なども見ます。禰宜さまも代替わりして、社殿も建て替えられ運営に努力されているのだと思います。実家に正月に帰ったときは毎年参拝させていただきましたし、実家をしまうときには、長年拝み続けた神棚をお返しさせて頂きました。
高屋敷稲荷神社は走行に快適な広域農道から直接駐車場に入れる位置にあり、この広域農道は磐越自動車道の最寄りのインター(郡山東)からすぐにつながっています。神社までインター出口から15分くらいでしょうか。社殿下には広めの駐車場もあります。ただし社殿まん前にある駐車場は二、三台しかとめられませんが平日とかなら駐車出来る事が多いかもしれません。社殿下の駐車場からは迂回して上がっていく二、三百m位の結構な登り坂か、直登する階段になります。足の悪い方はお気をつけてお出かけ下さい。
高屋敷の名の通り、小高い丘の稜線にあり、ほのぼの、晴れ晴れとした阿武隈高地の雰囲気を味わえます。近くには三春滝桜やダムによる湖(さくら湖?)もあり適当に施設もあるのでドライブコースにするのもいいかもしれません。お昼は多分白河ラーメンとらやの流れだと思うのですが、ラーメン村田屋が(たぶん水曜日定休)美味しいです。超マニアックな楽しみとしては、三春馬場の湯溫泉や、神社から車で15分程の斎藤の湯(さいどのゆ)なとの日帰り溫泉も鄙びなして良いかもしれません。あと私的に高屋敷稲荷と切り離せないお土産と言えば、舞木ドライブインで売られている「ぞうりパン」です。舞木ドライブインのオーナーの実家は元々舞木駅から百メートルくらい離れた所、神社へ行く道沿いにお店を出しており、そこの名物がぞうりパンでした。高屋敷詣でをした人々が帰りに買い求めていたかもしれません。とても昔懐かしい素朴な味わいのお菓子です。饅頭ではないんですね、一般的なパンともらくがんとも違う、形容が難しいものです。何かしら誕生秘話...
Read more2025.5 社殿は小高い場所にあり、奉納鳥居が下の田んぼまで続いています。現在、鳥居は約100基ですが、戦前は約4,000基もの鳥居が舞木駅まであったそうです。 現在の社殿は大正15年(1926年)建立ということで古さを感じさせますが、白狐社や御神石や参道などは新しく整備されています。 拝殿左手に烏骨鶏が放し飼いにされています。 無料でエサをあげることもできますよ。 毎年6月第1日曜日の午後1時から行なわれる御田植祭があり、訪問時はその日が近かったので御神饌田脇にある舞台で子供の巫女さんが練習されてました。 【御祭神】 宇加之御魂命(うかのみたまのみこと) 猿田彦命(さるたひこのみこと) 天之宇豆売命(あみのうづめのみこと) 【由緒】 その昔、白岩在鈴木権兵衛は元禄の代に長い間庄屋の職にありました。 宝永の頃、年々の凶作で里人達は大変困ってしまい、御仁徳の厚かった、ときの天皇に税金の免除方をお願いしたところ、三年間の免除をして下さいました。 この御聖恩に感泣した里人達は鈴木庄屋を中心に相談の結果、先ず衣食住の自給自足を念願するため、五穀の神として名高い京都の伏見稲荷大社の御分霊を奉遷することになりました。 正徳三年(西暦1713年)2月20日、盛大な遷宮式の下に稲荷神社が奉遷されたのです。これが即ち高屋敷稲荷神社の起源であります。 その後里人達は勿論のこと、遠近の信仰者は絶えることなく、御神徳の庇護を戴いたのであります。特に享保の凶作や、明和、天明年間の大飢饉、更には天保4年の飢饉など、天災地変を伴うに及んで、方々からの信仰者はますます多くなり、夜籠りまでして大神の救いを祈願したのであります。 明治の御代となり、日清戦争や日露戦争を機に、武運長久を祈願する者が多く、社殿の狭小ますます甚だしくなり、社殿拡張の必要にせまられました。そこで大正十五年十月、社殿を新築し、参詣者の便宜をはかることになりました。 その後石垣を積み、石段が奉納され、昭和九年に拝殿が改築され、境内の整備等一層壮厳の度を加えていったのであります。 又、平成の御大典を記念し、境内拡張がなされ福島県はもとより、遠く全国からも...
Read more【神聖な雰囲気|鳥居と烏骨鶏がトレードマーク】
毎年お盆の季節で伺いますが、本当に鳥居が綺麗です。 駐車場もそれなりに広く、停められますが、初詣の時期はかなり混み合っているので、近くのお店の方に聞くと、「車を停めるのに1時間、参拝をするのに1時間」とのことでした。
以前に、SNSでバズってからかなり参拝客が増えたとのことですが、本殿の烏骨鶏や、井戸水での麦茶を楽しみに通ってしまっています。
また来年も行きたいな。
[Sacred atmosphere | Torii and black bone chicken are trademarks]
I visit every year during the Obon season, and the torii is really beautiful.
The parking lot is reasonably large and can be parked, but it is quite crowded during the first visit, so when I asked a nearby shop, they said, "It takes an hour to park the car and an hour to visit."
Previously, it is said that the number of worshippers has increased considerably since it was buzzed on SNS, but they go there to enjoy the black bone chicken in the main hall and barley tea in the well water.
I want to go...
Read more