噂に違わず素晴らしい庭園と建物でした。面から見ても小さなお寺にしか見えませんでしたが、中に入って庭園を望むとそこは別世界です。1374年に益田七尾城主益田兼見がこの地に移築してから、荒廃することなく現在までその姿を残しています。 雪舟がつくったこの庭園は、見るものに色々な思いを抱かせます。広間を抜けて床の間に座すると、そこには時間を超えた世界が待っています。目に入る景色はまさに無の世界。周りの一切の音が閉ざされたその場所では、まるで深海にいるような気分にさせてくれます。それくらい静かで自分と向き合える場所とも言えますね。この神秘的な感覚は、この場所でしか味わえない特別なものです。まだ訪れたことがない方は、人の少ない時間を見計らってご覧いただくと良いでしょう。 建物も、600年以上も経ったとは思えないほどの美しさです。派手さはなく装飾も最小ですが、柱や梁、垂木に至るまで大きく太い材料が使われていて、実際の大きさ以上に大きく見えました。 ご案内いただいたお寺の方も、萬福寺の歴史を詳しく教えてくれますの...
Read more🏣島根県益田市東町25ー33 🅿️🚗…有ります 🚌...医光寺前下車徒歩6分程で。 ※ 拝観料…500円~300円 営業時間…8時30分~17時30分 ※ 時宗益田道場として平安時代に建立され、当初は「安福寺」と号され、益田川河口付近に有った。 大津波で流失、後の1319年「游行4第呑海上人」が再興。 1374年 益田七尾11代城主が現在の地に移築「萬福寺」と改称、益田家の菩提寺とした。 1479年 15代城主「益田兼曉」が「雪舟」を招き石庭を造らせた。 1866年 長州征伐益田口戦争の際に、陣営と総門は焼失するが、本堂、庫裏は現存。 鎌倉時代の建築様式の本堂(重要文化財)雪舟が築いた石庭、「二河白道図」「華南三彩壺」等、中世益田文化を代表する文化財が集まる寺院。 国重要文化財、国指定の名跡及び名勝。 ※ 維持保存は大変だそうです。 山号は清瀧山、院号は浄光院...
Read more萬福寺の本堂は、国の重要文化財に指定されています。 建造の時期は不祥ですが、鎌倉時代の建築様式である「穏静簡古」の手法で建てられています。
応安7年(1374年)益田氏11代当主 益田兼見は、益田川河口付近にあった安福寺の本堂を、ここに移築して「萬福寺」と改称し益田家の菩提寺としました。 文明11年(1479年)益田氏15代当主...
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