果樹園です。農地です。公園ではありません。くたびれきった農業用モノレールに貯水槽、束ねられて木の根のあたりにのたうつ防鳥ネットなど、梅花を愛でて雅な気分にひたるには要らないものがてんこ盛りです。 しかしながら圧巻の見ごたえです。 思わず嘆息をもらすほどの華やかさ、圧倒的な量感です。 見るのと食べるのが別品種の桜と異なり、梅は実梅と花梅の違いが曖昧です。見事な梅園で知られる水戸の偕楽園、北野天満宮などでも、実を収穫して梅干、梅酒などに加工のうえ販売、頒布しています。南部(みなべ)梅林のあるみなべ町は梅の生産量日本一で、町内のいたるところに梅の木を見かけます。南部梅林はみなべ町では最大、全国的に見ても有数の規模です。農耕に適さない山間の急斜面にみっちりと梅の木が植えられています。鑑賞するにはいささかの体力を要するものの、地形の変化による野趣あふれる魅力は他で味わえないものです。 南部梅林では収穫した梅に実をモノレールで作業道まで搬送し、作業道から軽トラで搬出しているようです。その作業道が観梅のための散策路になっていて、受付(料金所)からしばらくは一本道ですが、途中で外回りのAコースと内回りのBコースに分岐します。なだらかな上りの後おだやかな下りが続き、見どころ豊富なのがAコース、急な下りが続き、途中、梅花に囲まれるがこどき風情を楽しめるのがBコースです。時間がかかるのは前者ながら、足腰にかかる負担に大差ないように感じました。よりおすすめなのはAコースですが、時間があるなら両方歩いてみるのが良いでしょう。後述の通りアクセス至便とは言い難いので、来たならば楽しみ尽くさないと損です。ニ巡目以降はチケットの半券を見せれば受付は追加料金なしで通過できます。私は和歌山市内に前泊のうえ始発+タクシーで八時前に到着しましたが、谷間まで日がさしていよいよ見ごたえが増すのは九時頃からでした。一〇時頃には駐車場も満車になっていたので、混雑を避けるには朝早めの訪問をおすすめします。 首都圏からは言うにおよばず、大阪からでも気軽に足を運べる立地ではないものの、近くには白良浜、千畳敷、三段壁の絶景を楽しめる白浜町、条件が整えばウユニ塩湖っぽい景観を楽しめる天神崎、「安珍と清姫」で有名な道成寺などがあります。梅の見頃の白浜町はオフシーズンではありますが、ジオサイトとして景観を楽しむ分には何の支障もありません。宿が取りやすくて便利なぐらいです。南部梅林だけでも十分な見ごたえながら、あわせての立ち寄...
Read moreIt’s a nice place! There are 2 courses for walking. Course A takes about 80 minutes and Course B takes about 60 minutes, both at a leisurely pace. It was a nice view of the valley and perfect for plum blossoms when they’re in season. Worth checking out if you’re in the area. It costs ¥500 to...
Read more南紀には、南部・岩代・石神(田辺)の三大梅林が有る。 昔、一度だけ目指した石神梅林は、其処に至る迄の道の長さ&狭さに、おもらし系の私は 恐れをなし、途中で 残念ながら断念。 岩代梅林は、矢張り 昔 一度だけ訪れたが、南部程 有名ではないせいか、さほど 観光客は見当たらなかった様な・・(現在は、或る程度 名前が知れ渡って、増えたんじゃないかな、知らんけど・・)。 南部梅林は、昔 初めて訪れた時、既に " ビッグネーム " だった為か、結構 梅の花見客が多かった様な印象が有る。 しかも、該当するエリアの全山が満開モード。 かぐわしい匂い付きの 白い衣を纏った 山々の斜面を縫う様に、楽しみながらウォーク。 以来 再来 3回位?、10年位の周期で?。 昨年の2/10、再来したいと目指したものの、麓の駐車場が満車との事で、仕方無く 泣く泣く 退く(全く、何しに行ったんだか・・)。 迎へた 今年の三連休、捲土重来と云ふか 臥薪嘗胆?、リトライしたいと再来。 但し 前回の轍を踏まない様に、時計廻りで紀伊半島一周。 近隣である田辺で宿泊した翌朝、早めにチェックアウトして、訪れるスケジュールにする。 思惑通り、まだ先客の車が まばらな駐車場に乗り入れ(500円)、てくてく 歩いてく(←須田亜香里さんのコラムのパクリ)。 温暖な(筈の)南紀とは云へ、思いの外 寒冷な気候の昨今、梅の開花もスロー モード。 昨年は、(南部梅林自体は 残念ながら断念したとは云へ)2/10時点では、此処に至る迄の(印南〜南部エリアの)平地梅林は 軒並み満開。 打って変わって、今年は 此の時季でも、全体的に 3〜5分咲き?モード。 其れでも、殊の外 冷え込んだ此のエリアの梅林ウォークを、喘ぎながらも堪能。 尚、梅林入口のゲートを くぐって、暫く 山道を上った所に、料金所(500円)在り。 其の後 A・Bコースに分かれるが、(Aより600m?程 短いとは云へ)Bコースは、下り坂が急峻 且つ 狭小な箇所が 所々 在り、其れなりの覚悟と(実は...
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