木ノ本駅から南西にある重要文化財の千手観音と聖観音を所蔵されている無宗派の寺院です。 ご本尊は「転利(コロリ)観音」と呼ばれ、本来は災いを利益に変えることを意味していましたが、コロリという語彙から「コロリと往生できる」というご利益に変化したようです。 電動アシスト自転車で訪問しましたが、境内にはトイレの横に駐車場があります。 日吉神社の境内にある寺院であり、現在は地域の方が管理されており、拝観の予約も管理者に連絡する必要があります。 私は、高月観音の里歴史民俗資料館の観音コンツェルンに連絡し、担当者名と連絡先をお聞きして拝観しました。 境内に案内板には当日の予約をする場合の連絡番号と担当者が案内されており、連絡することで拝観は可能なようです。 本堂内には姉川の合戦や賤ヶ岳の戦いの折、里の人々が守り抜いた観音様が祀られていますが、手足を失いながらもその堂々とした体躯と温和な表情を見ていると「よくぞ御無事で」とお声がけしたくなります。 御朱印は書置きで、揮毫内容の違うものが二種類あり、ご本尊のお写真もともに50...
Read more唐喜山赤後寺といいます無宗派で無住のお寺です、日吉神社の境内に建つ神仏習合の残るお寺です。 伝承によれば養老四年(720年)に行基菩薩による開創と伝わります、赤後寺は湧出山(ゆるぎやま)の中腹に建ちかっては足利尊氏公から荘園百石を寄与されて隆盛を極めていたといいます。 元亀元年(1570年)に織田・徳川連合軍と浅井・朝倉連合軍の姉川の合戦や天正十一年(1583年)の羽柴秀吉と柴田勝家の賤ヶ岳の合戦の兵火から観音様を守るため村人たちが川底に沈めて隠した時に化仏や持物・手首などが欠落し流失したと伝わります。里人が信仰していた小さな身代わり観音が八体が厨子(立派な厨子は彦根藩家老木俣土佐守の寄進と伝わる)の中に納められています。 立派な厨子に納められお堂に祀られている御本尊の「木造菩薩立像」と「木造千手観世音菩薩立像」はともに平安時代の作で国の重要文化財に指定されていて隣接する日吉神...
Read more木之本と高月の間に小山が横たわっていますが、その小山の端に位置する赤後寺です。小高い位置に本堂が有り田園風景が見渡せます。 普段は予約しておかないと拝観出来ませんが、今回は年に一度の「高月観音の里祭り」のタイミングで訪問したので事前予約無しにて拝観出来ました‼️寺には係員も配置され、とても賑わっていました。祭りに併せて巡回バスも運行され狭い道路も大混雑です。 ちなみに赤後寺は聖観音と千手観音の二体が同時に見れます。地元ではコロリ観音と呼ばれているご利益のある観音です。ちなみに本堂に行く為には鳥居をくぐって行きます。中世の神仏習合が色濃く残っ...
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