東京から北上すると平野も終わり 関東の最北端に位置する那須は 年間1400万人の観光客を迎える。那須御用邸もあるこの一大リゾート地を支えているものには 酪農 温泉 レジャー施設 別荘がある。酪農はソフトクリームが美味しい観光牧場になっていて、温泉は1300年以上の歴史を持ち、数々のレジャー施設もあり、夏は涼しく 別荘は1万戸以上ある。 まずは千本松牧場。ここは明治26年千本松農場としてスタートした。 明治の政治家 松方正義の別荘で この農場を所有していた。他にも山県有朋や旧長州藩藩主旧佐賀藩藩主 旧大垣藩藩主 他 大山巌 青木周蔵 鍋島直大 西郷従道 平田東助 他 多くの明治政府の大物が所有する別荘と農場がある。ヨーロッパ齧(かぶ)れした華族がその貴族の真似をしたのだろう。これがリゾート那須の始まりで 1万haを越える巨大農場と開拓の歴史の始まりでもある。先月探索した神奈川県の大磯に行った時の 明治時代の歴代の総理大臣の別邸があったことを思い出される。しかし 本来この地域は農業には適さない土地で 那須連山から流れ落ちてきた土砂が堆積した日本最大の那須扇状地4万haを形成していて 石ころは多く 水は堆積したこの石ころばかりの大地の下(深い所で20mほど)を流れていき 農業に適さないほど乾ききっている。よって大きな事業計画の元で開墾でもしなければ 到底農地にはならなかった。扇状地は その中央部分ほど水が石の間を抜け 普通の井戸では取り出せないほど深い方を流れ その水の確保が難しい。よって江戸時代までは不毛の原野となっていた。そこで華族達は国家プロジェクトとして明治18年に那須疎水を作り 開拓をしていった。那須疎水とは明治18年明治政府主導で全国から石工を集め 造成を開始し 那須扇状地の農場に灌漑用の水を供給するもの。取水口は扇状地の高い場所の那珂川の上流部で 70 km に及ぶ水路は 驚くほど短い2年ほどで完成された。この水路が面白い。地図上では 水路が二つの川の上を横切っている 。横切っている蛇尾川(さびがわ)にも水がない(通称水無川ともいわれている)。この川の水も扇状地の下を潜って流れていき下流で伏流水として元の川に戻ってくる。そして 水路が熊川を横切るときも同様である。那須疎水の水路をこれら川を横切らせて繋ぐとき 水が流れてないため 川を簡単にその場のみ開削し 水路の管をそのまま作って通したという 簡単な技法のため...
Read more那須疏水旧取水施設(ナスソスイキュウシュスイシセツ)という早口言葉のような名称の日本遺産がある公園です。川辺の公園としてもとても良いところですし、史跡を見られる公園でもあります。西岩崎頭首工も良く見えます。無料の駐車場もありますし東屋とトイレもありました。4月の下旬で桜も咲いていましたし東屋の近くには土筆が群生していました。 しかしながら到着時にひどい悪臭(し尿系)がしていました。おそらくは近隣の施設の影響かと思われます。しばらくしたら風向きが変わったのか臭い...
Read more日々のワンコの散歩でお世話になってます。駐車場から公園までのアスファルト下り坂は、結構急なので、足元の不安な方はご注意を。 しかしながら夏場はコノ坂道を過ぎる間に一気に、森林浴感を、味わえます。 当然、ワンコの後始末をチャントする約束は必然ですので、その旨ご留意を。 史跡の価値としては、県央の小中学校からバスで校外学習に訪れているくらいのレベルです。 マイナーな方が有り難いくらい...
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