由良比女神社(ゆらひめじんじゃ)。島根県隠岐郡西ノ島町浦郷。
式内社(名神大)、旧郷社。 近世以降は、隠岐国一宮を称した。
主祭神:須勢理姫命(地元では由良比女大神)。
『延喜式』神名帳では「由良比女神社 名神大 元名和多須神」として、元は「和多須神」である旨が記載されており、祭神は海童神とも言われる。『袖中抄』や『土佐日記』には「ちぶり神」とある。 島前の伝承では、その昔、須勢理姫命が芋桶に乗って海を渡っているとき、海に浸した手をイカが引っ張った(噛み付いたともいう)お詫びとして毎年社前の浜にイカが押し寄せるようになったと言う。
資料によると、 創建は不詳。 国史では、『続日本後紀』承和9年(842年)条において、由良比売命神(由良比女神社)・宇受加命神(中ノ島の宇受賀命神社)・水若酢命神(島後の水若酢神社)の3社が官社に預かる旨が記されている。 延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳では隠岐国知夫郡に「由良比女神社 名神大 元名和多須神」と記載され、名神大社に列している。『隠岐国内神名帳』では「従三位上...
Read more2023.4. 22...
Read more御祭神を由良比女命とする古社。由良比女を祀る神社は全国でもここだけです。創建は842年。元々は知夫里島の烏賊浜にあったものが移転。土佐日記にはちぶり神と記載される。するめ大明神とも呼ばれていた。御利益は海上安全。
イカ寄せの神社として有名。西ノ島に移ってからは烏賊浜にイカがいなくなったといわれている。 祭神が桶に乗って出雲から隠岐へ帰る途中、海に浸した手をイカが噛みついてしまい詫びとしてイカの群れが浜に来るようになったという伝説もある。
無人神社だが境内の手入れはされています。程よく自然の中にある神社といった感じで雰囲気は良い。江戸時代中期にはかなり衰退していたと思えないほど本殿や拝殿、神門の造りは素晴らしい物です。
無料駐車場あり。神社に向かって右側にある。トイレも併設されています。御朱印は西ノ島観...
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