古墳時代終末期(7世紀頃)の集団墓地で、群馬県指定史跡です。薄根川右岸の段丘上に位置し、元々は概ね60基の古墳が確認されていましたが、現在は13基が現存しています。多くの古墳は墳丘が削られ、横穴式石室が露出しています。 「ト」字型の石室を持つ10号墳は、群馬県内で2例しか知られていない珍しい構造です。
この古墳群は、保存状態が良好で、北毛(利根・沼田)地域を代表する群集墳で、馬具の副葬が際立っており、当時のこの地域の集団が馬の生産に関与していた可能性が高いと考えられています。古代群馬の馬生産の歴史と、日本社会における馬の役割の変化を示す貴重な遺跡です。
出土した遺物は市の重要文化財に指定されており、馬具類が充実している点が特徴で、奈良古墳群が古代日本の馬需要の増大と国家的生産体制の整備を示す重要な史跡であることを裏付けています。
古墳カードは、奈良古墳の写真を撮影して沼田市歴史資料館の受付に提示するともらえます。 沼田市歴史資料館では、奈良古墳群から出土した遺物も展示されており、奈良古墳群の資料も配布されています。 有料(観覧料220円)ですが古墳と併せて観覧すると、より深く奈良古墳群につ...
Read more沼田インターから山一つ越えた川沿いにある古墳群。道路から少し入ると、これから公園に整備するらしき土地に転々と小さな古墳がたくさん! 壊れた遺構も含めて20個近くあり、ちいさなものが多いのも合わせてとても可愛らしい古墳群でした。石室もむき出しになっていて一部崩れているものもありますが、どれも高さは二メートル以下で、前橋や高崎のデカい高い広い古墳からするとまさに『塚』。 だからこそ逆に壊されずによくぞ残ってました、と感謝したくなります。時代は新しいものが多く、発掘されたものは沼田市歴史資料館に所蔵されています。 道から入る通路は未舗装なので雨がフルと足場は悪そうです。蓮根川沿いなので川のせせらぎがとてもさわやか。あたりは畑しかなく、人気もほぼありません。春先に行ったので草はなかったですが、管理は行き届いているようでした。でも夏場に行くのは日陰がまったくないの...
Read more2024.10.31奈良古墳群 ...
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