延宝山萬徳寺といい高野山真言宗のお寺になります。 御本尊は阿弥陀如来坐像で、国の重要文化財に指定されています。 萬徳寺の前身は極楽寺といい文永二年(1265年)の若狭惣田数帳に存在が記されている古刹である、室町時代の応安年間(1368年~1374年)に安芸国円明寺の覚応法印が極楽寺を天台宗から真言宗に改宗して寺号も正照院と改めました。 戦国時代には若狭国を領した武田氏が当寺を祈願所と定め、さらに天文十三年(1544年)に領主となった武田信豊公により若狭国唯一の駆込寺として公許されるなど寺は隆盛しましたが元亀年間(1570年~1573年)に兵火を受けて衰退しました。 その後、関ケ原の合戦後の慶長七年(1602年)に寺号は萬徳寺と改められ江戸時代の延宝五年(1677年)に小浜藩主となった酒井忠勝公の命により音無川の岸から現在地の山麓に寺地を移動しました。 重要文化財に指定されている木像阿弥陀如来坐像は平安時代後期の作で、元は京極寺の御本尊で偏衵右肩の衲衣をまとい上品下生の来迎印を結び長方形の裳懸座上に結跏趺坐した像で檜材の寄木造りで像高約百四十二センチメートルあります、本堂の中央に阿弥陀如来像が安置されその脇に大日如来像と小柄な阿弥陀如来像が紫の垂れ幕で彩られた須弥壇の上に安置されています。 不動明王立像の後方に若狭三十三観音霊場の御本尊である馬頭観世音が安置されていますが秘仏のため拝観できません。 書院の床の間には二副の掛軸があります、弥勒菩薩の絹本著色図絵掛軸(鎌倉時代中期の作)と、不動明王三童子の絹本著色図絵掛軸(鎌倉時代前期の作)で国の重要文...
Read more庭園は春夏秋冬で別の装いで楽しませてくれます。小浜へ行かれた際には立ち寄ってみてはいかがでしょう。広くはないですが駐車場はありますし、車なら楽々アクセスです。蘇洞門巡りに近くの若狭彦神社の参拝と合わせてみるコースとか個人的にオススメしたいところです。但し、ここは写真の通り階段等や、建屋の中も段差が多いので足に不自由があられる方は厳しいと思います。あと自分で口コミして何ですが、先程記入したコースで回るのは相当に渋いです。40代以上であれば良さが分かってくれるような、何...
Read more紅葉がとても美しい真言宗のお寺です。 駐車場から少し歩き階段を上がると入口があります。拝観料400円を払って中に入ると、素晴らしい庭園が見渡せます。 そこからさらに階段を進むと、国宝阿弥陀如来像が置かれている本殿があります。階段が多いので疲れはしますが、色鮮やかな紅葉で癒されます。 ただ、有名な紅葉スポットなので団体観光客と同じ時間になると静かにゆっくりとい...
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