ジャンプの傑作漫画の一つ「ヒカルの碁」。その聖地とも言える記念館に初めて訪れた。主人公・ヒカルが、自身の前から消えてしまった「サイ」を探し求めてこの記念館にやってくるシーンは今でも印象深く覚えている。 さて、実際に入場してみると、アニメでは語られなかった歴史の数々が…。とりわけ「耳赤の一手」の話は面白かった。棋力ゼロの自分には棋譜や説明パネルを読んでも正直さっぱりで、耳が赤くなるだけでも感嘆する。他にも昔の手合いで使われた碁盤や秀策の直筆が揮毫された扇子などが並んでおり、碁打ちでもないのについ胸が高鳴った。 展示され、座ってもいいという「幽玄の間」で碁盤に石を並べる人も見かけた。パチッ、パチッと音が響き、黒と白の石が模様をつむいでいく。最後にパシャリと記念撮影をしていたところを見ると、秀策の棋譜を並べていたのだろうか。はるかなる時を超えても、数多の棋士から尊敬の念を抱かれる秀策の凄さを垣間見た瞬間だった。 幽玄。その言葉のとおり、碁の世界は計り知れないほどに深く、そして美しいのだろう。展示されている多くの棋譜がそれを物語っている。
最後に秀策の生家があった場所へ。敷き詰められた畳の上に足付きの碁盤が見える。パチッ、パチッ。漫画と同じで現実には聞こえない。ただ、「神の一手」を極めんとする者たちの気配が...
Read more因島散策のついでに立ち寄ってみました。 案内人が一人しかいないため、最初は受付がいない状態で、閉館かと勘違いしてしまいました。結局その案内人が私の家族の案内をすることは、ほとんどなく、他の家族の案内に専念していました。かといって、仕方のないことかもしれませんが、もう一人従業員を雇うというような余裕はないのかもしれません。最初にビデオを20分ほど鑑賞しましたが、そのビデオ鑑賞が無ければ、秀策がいかに秀でた人だったかを知ることはなかったかもしれません。とりあえず並べられた展示物を自分たちで眺めたりしましたが、奥にある秀策の幼少のころ過ごした実家の中は見ることができませんでした(玄関の扉が重く、入ってはいけないと思ってしまった)。 ヒカルの碁をアニメで一通り見たことがあったので、興味本位で寄ってみましたが、本当に碁をが好きで、碁力がある人が訪れたら本気で楽しめたかもしれませんが、素人レベルの私たち家族では100%堪能できたとは言えませんでした。ヒカルの碁のアニメが非常に印象深く、面白い内容だっただけに、このような記念館が、もっと素人レベルの人にも楽しめるものだったら、なおのこと良いなと思いましたが、現状で...
Read more囲碁ファンの聖地です。 山の上には秀策のお墓があります。 残念な事にお骨は無いとの事です。
館内は撮影禁止で広島弁全開の男性職員がモニターで見張ってます。
でもその職員さんは話せばいい人なので、仕事の為に監視!
という感じでしょうね?
駐車場は広いし、無料のトイレがあります。
囲碁好きのジイジの付き合いで伺いましたが、十訣は勉強になりました! 囲碁はもとより生活でも使えますね!
十訣と大意
不得貪勝(貪って勝とうとしてはいけない)
入界宜緩(敵の勢力圏では緩やかにすべし)
攻彼顧我(攻める時には自分を顧みよ)
棄子争先(石を捨てて先手を取れ)
捨小就大(小を捨て大を取れ)
逢危須棄(危険になれば捨てるべし)
慎勿軽速(足早になりすぎるのは慎め)
動須相応(敵の動きに応じるべし)
彼強自保(敵が強ければ自らを安全にすべし)
勢孤取和(孤立している時には穏やかにすべし)
(注)一の「不得貪勝」を日本で「貪れば勝ちを得ず」と訳して、「貪不得勝」と誤記する場合がある。
とのことです。 ...
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