音更町の北東部に位置する、十勝牧場白樺並木です。
こちらの場所を訪れた人の多くは こう思います。
「なんだか思っていた程ではないな」
はて? 何故にそう思うのでしょうか。
その理由は簡単です。 周囲の風景が「THE・十勝」過ぎて、ここだけが特別には見えないからです。
ただ、それは景色だけを見るから、つまり視覚だけで何かを感じようとするからそう思ってしまうのかもしれません。
「この日、この場所に立てた」 と、その経験に価値を見い出せたなら、また違った気持ちになれるはずです。
私は若い頃、バイク(オートバイ)に乗って北海道中をほっつき歩いていたので、
「この日、この場所、そこで出会った人たち」
に、深い感慨を覚えます。
例えば、
・初めて釧路に行った日(この日) ・和商市場で(この場所) ・カニの盛りを良くしてくれたおばちゃ……長靴を履いたレディ(出会った人)
・摩周湖を見た日 ・第三展望台で ・「おい。俺が今どこに居るか分かるか? 驚くなよ。摩周湖だ!」 と、興奮気味に電話していた神戸ナンバーのホンダCBR乗り。
・クリスマスに ・長沼温泉で ・「お前なあ、ちゃんとパンツを履き替えないから痔になるんだぞ」 「そんなの関係ないだろ」 「いや。それが違うんだってよ」 と、話していた地元客
・夏至の日の朝 ・浜益の海岸で ・海を眺めていた私の真横で立ちションをし始めた釣り人
それらや、その他のたくさんの出来事が景色に含まれています。
※ 件の釣り人の道具(意味深)までは見ておりません。
あえてこう言えば良いですか?
「お道具」
話を戻します。
景色は景色だけではありません。 そこに立った自分自身と、それを取り巻く環境の全てが景色の一部なのです。
景色とは、視覚で感じたものだけに価値があるものではないと、私はそう考えています。
花は散ってこそ美しいのではありません。 散ると知っていながら、何もできない自分がもどかしいから「散ってこそ美しい」と、そう感じたいのです。
あらかじめ「儚い」と、予防線を張るのは、本当は散って欲しくない...
Read moreNothing fantastic, just a road beside the road is all. Nice photo at certain angle but otherwise nothing much else to see, freezing cold wind though,...
Read more北海道・十勝、音更町にある観光名所です。
十勝牧場入口から、直線で約1.3km続く白樺並木で、 音更町の「美林」に指定されています。 今から約70年前、牧場職員の手で植樹されたそうです。
あくまで牧場の敷地内ですので、 休憩場所やトイレはありませんのでご注意を。 写真などを撮る際には、路肩に駐車する形になります。
また訪れる時期によって、印象は大きく変わります。 個人的には雪のシーズンと晩春が、白樺とまわりの景観がよく映えます。
また、この奥には「十勝牧場展望台」があり、 広大な景観を堪能できる、おすすめの場所になっています。
詳細は「十勝牧場展望台」の項に記しています。
ちなみに十勝牧場は、明治43年に国の「種馬牧場」として創設。 その業務は第二次世界大戦終了後も「農用馬の改良業務」に引き継がれました。 総面積4,100haの中に一級河川2つを有する広大な牧場です。 真冬には-25℃以下になることもあり、地下50cmまで凍結する厳しい気候とか。
牧場では、肉用牛、乳用牛、馬、...
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