伊曽乃神社(いそのじんじゃ)。愛媛県西条市中野甲。
式内社(名神大)、旧国幣中社。 古くは「磯野宮」とも称した。
主祭神:次の2柱をして「伊曽乃神」と総称する。 天照大神の荒魂 武国凝別命
祭神は、はじめは1座で「伊曽乃神」といったとする。社伝および旧記によると、はじめの一座は天照大神の荒魂で、のちに武国凝別命を加えて2座となったとする。主神の天照大神は本殿内陣の正中に奉斎され、脇殿神の武国凝別命はその左に祀られている。
資料によると、 社伝によれば、第13代成務天皇7年に伊予御村別(みむらわけ)の祖の武国凝別命(景行天皇の皇子)が東予地方を開拓するにあたり、皇祖神である天照大神を祀ったことに始まるという。武国凝別命は天照大神の分霊を奉じて伊勢国から伊予に渡り、今の同市朔日市の御船森に着いたという(「御船森」は御舟川沿いにある)。 孝徳天皇の大化年中(645年-650年)にこの地方が「神野郡」(のちの新居郡)と命名されたのは、伊曽乃神社などにより既に神が祀られており、この地域が神の地(かみのち)と呼ばれていた事に由来するとの説がある。
延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳では伊予国新居郡に「伊曽乃神社...
Read more2024.4.27 ...
Read more2019年9月参拝。趣のある神社。社殿が神明造りになっていて、千木と鰹木が立派で美しい。個人的には神明造りの社殿が好きなので、見ると重厚さを感じて「いいな」と思ってしまう。 社号標なのか神門前の神社名が彫り込まれた石も時代を感じさせて雰囲気が良いです。昔は式内社であり、旧国幣中社でもあったという。旧官社として愛媛県にあるのは2社で、大山祇神社とこちらの伊曽乃神社だけ。立派なもんです。ゆえに皇室の方々も参拝されている訳なのでしょう。 それにしても創建が成務天皇期というから西暦だと100数十年ということになり、すさまじく古い。中には古きゃ良いってもんじゃないという神社もあるが、こちらは趣があって雰囲気も良い。社務所の方も感じが良くて、御朱印もいただけました。 お参りさせていただいて...
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