坂東札所11番の安楽寺を打ち終えて急ぎ久保田バス停まで戻ります。今日中に12番札所の慈恩寺を打ち終えなければなりませんので納経時間が気にな り ます。鴻巣駅方面のバスは1時間に2本あります。久保田バス停から鴻巣免許センター行きの川越観光バスに乗車、鴻巣駅で下車、JR高崎線で大宮を目指します。大宮で東武野田線(車両に TOBU URBAN PARK LINEと書かれています。)に乗り換えます。約25分で豊春駅に到着ですが既に時間は午後3時半、時間を気にして歩き始めます。慈恩寺は豊春駅から約2キロですがバスはありません。道に歩道はなく、車が多いし飛ばしているのでとても怖い道です。車に脅かされな がら30分ほど歩きますと、遠くからでもはっきりと鐘楼が見えてきました。境内には「玄奘祭」の幟が立っています。玄奘とは西遊記の三蔵法師のモデルで、この 寺は玄奘三蔵とのゆかりが深く、寺名も開基の慈覚大師が留学した唐の大慈恩寺に由来し、大慈恩寺は玄奘が経典の漢訳に携わった寺です。広大な敷地の大刹で...
Read more天台宗 華林山 最上院 慈恩寺は第3代天台座主慈覚大師円仁創建の平安仏教のお寺です。 坂東三十三観音霊場十二番札所ですが、 源頼朝の発願で出来た霊場ですね。 この地域は寺名から名付けられた岩槻区寺恩寺と謂う地名ですよ。 近くには十三重の塔の頂の中に、西遊記でお馴染みの玄奘三蔵法師の霊骨がお祀りされております。『中国仏教と日本仏教の縁(えにし)の賜物』でもありますね。 そもそもお隣り中国で日本軍が荒廃した地を調査していた時に、石棺が見つかり副葬品から玄奘三蔵法師の物と判明した。当時の中国政府に引き渡すとその後霊骨は日本にもたされた。増上寺にあった霊骨は太平洋戦争の空襲で被害を受けずに済む場所であること、大慈恩寺に風景が似ていること等々条件が揃ったので此のお寺に遷すことが決まりました。 その関係で大慈恩寺の寺名に倣い慈恩寺としました。
慈覚大師円仁創建、源頼朝により坂東三十三観音霊場に成る、太平洋戦争の空襲を怖れ疎開、寺名を慈恩寺とする。では創建当時や観音霊場の頃の寺名は何と名乗っていたのだろうか。 疑問は深まるばかりだ。 宜しければ調べて御教授して頂ければ幸いです。 合掌🙏 R6.9.7.
追伸:R6.9.8.何年振りだろうか ?...
Read more天台のお寺さんですね この周辺では、これだけ大きい本堂を持つ、天台のお寺さんは珍しいかと思います 周囲の地名を見ればよくわかりますが、このお寺さんが昔から住人のみならず、周辺地域からの信仰を集めいていたことがわかります 大きな本堂には、明王さまたちの像があり、隠すことなく参拝者に見せていただけます。 信心深い者だけでなく、仏像好きにもとてもありがたい環境です。 駅から住宅街を抜け、ひと山ふた山越えて、ようやく至る ああ、こういう地でこそ信仰は護られている、とひとり実感。
2023/5/21 ごめんなさい、十数年ぶりにお参り。 相変わらず、境内はこざっぱり。きれいにされている。 寺族の方々の「お寺 愛」を感じる。 早い時間だったせいか、お寺をひとり占めでありました。 ゆっくりご本尊方と対面してから、参拝のご夫婦がお見えになった。 人によるのでしょうが、ご本堂だけのお参りで、そそくさとお帰りになってしまう。 これはもったいない。 境内のあちこちに、古より人々の信仰の対象となってきたものがあります。それらをスルーしてしまうのは、もったいない。 こちらのような古刹は、ヒトの生活の歴史を、その存在がまさに体現しているわけであります。 ひさしぶりのお参り、あらためてこちらの存...
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