村上氏統治時代は、上田小県との境にある虚空蔵山・太郎山の西端の砦として、山脈の南側に点在する砦群との連絡や村上氏の被官である福沢氏の治める塩田領との連絡に使われたと考えられている。村上が武田方に敗れ、その武田も滅びると虚空蔵山の砦群は上杉景勝に接収され、徳川方についた真田昌幸との境目の城となる。和合城もその時に大幅に改修されたものと考えられている。四つの郭から構成される連郭式の城で、主郭は周囲を石積みと土塁で囲われている。坂城側にある「ねずみ」の地名の語源は「寝ず見」(寝ずに見張り番をす...
Read more和合城跡(村上連珠砦) 標高(654m/200m) 立地:虚空蔵山から千曲川に向かう尾根の突端で、小県郡と植科郡の境に位置する。 歴史:詳細不明。坂城を治めた村上氏の南側の抑えとして整備され、その後上杉氏と真田氏の攻防の際も利用されたと考えられている。 遺構:主に四郭で構成され、主郭以外は堀切を配している。各曲輪には土塁と石積がみられる。全体的に加工度が高く、要所として重要視され、戦国時代通して利用されたとうかがえる。村上連珠砦の中でも見ごたえがあり、特に菖蒲平...
Read more北東側の登城口から、九十九折りの登城路をひたすら登ると分岐を経て城域に至ります。
何と言っても眺望が抜群です。千曲川を挟んだ山間の尾根の先に城跡があり、東は上田平、西は葛尾城がある坂城町方面を見渡すことが出来ます。
城跡は曲輪が4つ並んで、本丸周囲...
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