松瀬町の山中にある縄文遺跡です。巨大な砂岩の磐座の岩陰から、縄文時代早期~古墳時代(約8000年前~約1700年前)にかけての人骨や石器、土器など多数が出土しています。6000年以上もここで生活が営まれていたことには驚きました。 遺跡の東に広がる国見山系には旧石器時代~縄文時代の遺物が出土した平川原池遺跡などもあり、狩猟採集生活を続けるには良い土地だったのでしょう。 この洞穴の裏手には磐座の亀裂があり、おそらくだいぶ後になって造られたであろう観音堂もあります。雰囲気からして往時は縄文人の祭祀場だったのかもしれません。 古墳時代まで縄文人が居たこともなかなか興味深いと思いました。ここから相浦川に下った場所には1000年以上昔に創建された淀姫神社があり、県の無形民俗文化財に指定されているヤモード祭りという祭が行われています。ヤモードというのは「山の人」という意味で、毎年1月にヤモードに扮した若衆が大注連縄を鳥居にかけるというものです。この山の人とは何者なのかずっと気になっていたのですが、岩下洞穴に来て『もしかしたら山の人=縄文人で、海から川沿いに進出してきた弥生人と交流があった記憶を伝える祭りなの...
Read more大野小学校から世知原方面への急坂の一本道を登ると、右側に案内表示が設置されていて場所は分かりやすいです。洞穴脇に車1台分停めるスペースはありますが、近くに住宅地があり車がちょこちょこ通り注意が必要です。下にいた泉福寺洞穴人が移動し、後に下本山岩陰に移るまでの拠点洞穴とみられています。29体もの埋葬人骨が出土し、側には古代人の霊が祀られています。洞穴内は(夏場だけ?)雑草に覆われ、居住区と埋葬区の看板も全く読めませんので、草刈りなど整備はして欲しいなと思います…また、以前は周辺の遺跡案内看板も立ってましたが、老朽化したせいか、今は撤去...
Read moreIt’s not much. I liked looking at the...
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