佐世保市黒島にあるカトリック教会。 世界遺産長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成遺産である黒島の集落の代表的な教会です。 禁教令が出されていた江戸時代に黒島を治めていた平戸藩が島の牧場を廃止し田園を開墾するために入植者を募ると大村藩の隠れキリシタン達が挙って黒島へ移住しました。当時は弾圧を少しでも逃れるため離島に移住する隠れキリシタンが多くいました。神社の氏子やお寺の檀家として代々信仰を密かに受け継ぐ中で、幕末に大浦天主堂で信徒発見がなされると、その2ヶ月後には黒島から信徒であることを打ち明ける島民が次々と現れました。明治になりキリスト教が解禁されると島民約600名が洗礼を受け現在でも島民の約8割がカトリック教徒の方々です。 私の今回の九州旅行最大の目的地がこの黒島でした。黒島天主堂は明治時代に黒島に着任したマルマン神父の元で始まりました。レンガ造りのロマネスク様式の教会は外観からして美しい。このレンガは最初島で焼いていましたが後から大量のレンガを島外から持ち込み島の人々が手作業で建設予定地まで運んできたものです。私は電動自転車をレンタルして来ましたがそれでも脚がパンパンになるほど港から教会までの坂道はキツイです。当時レンガを運んだ人々の苦労が偲ばれますが同時にそこまでするほど自由に信仰が出来ることが嬉しかったんだと思います。内装もとても素晴らしく内陣には有田焼のタイルが敷き詰められ天井の木目は自然の物ではなく少しでも豪華に見せるため手作業で彫られたものです。特に有名なのが薔薇のステンドグラス。黒島のお土産品にも描かれています。太陽の光でステンドグラスの色が聖堂内に映し出される光景はとても幻想的でした。現在もこの天主堂では島の信者の方々がミサや御葬式を行っているので地元の方に御迷惑を掛けないようご注意下さい。 黒島天主堂は様々な映画やマンガ、アニメ等にも描かれています。昨年だと山田尚子監督のアニメ映画「きみの色」に登場しています。主人公トツ子が度々御祈りをしていた学校の聖堂の内装は天主堂がモデルになっていてこちらもステンドグラスが印象的な描かれ方をしています。作品の聖地巡礼で訪れるファンも多く今回私もその一人となりました。 黒島のウェルカムハウスでは黒嶋神社と興禅寺に加えてなんとこちらの黒島天主堂の書き置き御朱印を頂くことが出来ます。季節限定御朱印等もあるようです。教会なのに御朱印はありなのかと思ってしまいますがそこはGodalmightyということで(笑)黒島オリジナルの御朱印帳も販売していますので御朱印好きの方は...
Read more青空に映える天主堂。 サセボクエストで、2023年の12月半ばに訪れました。
黒島は初めてでしたが、 かなりの急坂に翻弄されました(笑)
電動チャリを借りての移動で、 電動のはずなのに、普通に自転車で坂を漕いでるのと同じしんどさ。 天主堂近辺のみ下り坂でしたが、常に登ってました。
右回り左回りどちらにしても急坂ですが、 天主堂を先に回るルートではなく、 寺の方から回るルートを取った方が下り坂が多めになると思います…。 (まぁ、寺までが同じくらいとんでもない坂ですが)
自前のバイクや原チャがあれば、持ち込んだ方が良さそうです。 レンタルでキックボードに座席がついたようなもの(一応電動バイクとしてある)もありますが、 借りた人によると、坂道登らないとか(汗)
バギーに乗っていってる人もいたので、 探せばどこかでレンタルできるのかもしれませんが、黒島紹介の方では見つけきれませんでした。
天主堂の中は撮影禁止なので、撮れませんでしたが、 河原を砕いて小瓶に入れたものや、 虹色の携帯ストラップなどの無料記念品が中に置いてありました。 100円寄付して持ち帰らせてもらいました。
中は、珍しく奥の方まで入る事ができるため、 初めて教会の祭壇近くまで行きました。 ステンドグラスも綺麗でした。 写真撮りたかった!!
日常的に使われてるなぁ、と思ったのが、 座席の卓部分に聖典や数珠などがしまってあったこと。 住民の方にも大切にされている教会という印象でした。
観光用ではなく、生活の中にある生きた教会という雰囲気があるので、 そんな雰囲気を感じたい人は...
Read more◆黒島を訪問しようとする旅行者にとって、最大の目的は、この黒島天主堂の訪問だと思います。
◆港の観光案内所で、電動支援装置つき自転車を借り、黒島天主堂を目指しました。急な坂道ばかりなので、普通の自転車だと行きは、かなりきついので。徒歩もきついと思います。 ◆電動支援自転車で、ゆくと、20分足らずで到着します。事前に見学を申し込んでおけば、天主堂内部も参観できます。
◆明治35年(1902年)に完成したとされる聖堂は、当時の神父と島民の手づくりです。
◆祭壇の床に敷き詰められているタイルは、有田焼の磁器で、神父の図案をもとに焼成したそうです。ここでは約1000枚ほど使われているそうですが、同じタイルは長崎市にあった「炭坑社」の床(現存せず)や熊本県内の湯の鶴温泉「金波楼」の床にも使われています。
◆相浦港から50分の船旅でしたが、天気もよく海上の眺めも素晴らしかったです。
◆天主堂の入口には、島の子供たちが作った栞(しおり)が、来訪者へのお土産として置いてあ...
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