Interesting temple and shrines found in this valley. The hike to the top of the mountain is paved and easy to climb but it is steep. I climbed a day before a typhoon was to hit the area (Oct 11th 2019) and the humidity! Wasn’t an easy climb in those conditions. There are many statues and various places of interest along the trail. The most interesting being a cave with a small waterfall out front. Inside were candles and incense burning. Definitely worth the time to visit if...
Read more岐阜県関市、迫間不動(はさまふどう)へやってきました。ご本尊を不動明王とする岩窟系の寺で、今流行のパワースポットと言うべきでしょうか。素晴らしく神秘的で荘厳な場所です。迫間不動の開基は823年、9世紀から続く歴史のある寺院です。 迫間不動はご本尊が不動明王であるから寺なのですが、写真のようにあちこちに鳥居が見られる神社でもあります。迫間不動は神仏習合(しんぶつしゅうごう:または神仏混淆とも言う)の霊場なのです。 日本においてもともと存在していた土着の信仰と新しく入ってきた仏教信仰が混ざり合い、再構築された現象──それが神仏習合です。実は明治時代以前は、お寺と神社ははっきりした区別がありませんでした。それが明治維新後、政府が出した神仏判然令をきっかけに神と仏を分ける運動が盛んになりました。神仏分離政策が過剰になった結果、神社やお寺、仏像、鳥居などが破壊される暴動にまで発展してしまいました。世に知られる廃仏毀釈運動(はいぶつきしゃくうんどう)です。貴重な文化財が大量に失われた廃仏毀釈運動について言いたいことはたくさんあるのですがここでは割愛。神仏習合が残る迫間不動のご紹介に戻りましょう。 長い階段を登って行くと、段々に並んだたくさんの水子地蔵が見えてきます。コケやシダに覆われてとても神秘的な光景です。人影もなくあたりはシンとして、背筋がゾッとして怖いような心が静かに落ち着くような不思議な気持ちになってきます。 いよいよ奥の院にやってきました。滝が木々の間を落ちていて神々しく感じます。これは高さ7メートルの不動滝。滝に打たれる修行の場でもあります。迫間不動の春と秋の大祭では山伏の火渡り行事も行われるそうです。修行僧の姿が目に浮かぶようです。 滝に向かって左側にコンクリート造りの建物があって階段が続いています。湿気で湿った石段を薄暗い蛍光灯の光を頼りに登っていくのでちょっとおっかなびっくりです。洞窟内には水の滴る音だけが響いています。洞窟の最深部には、ご神体の鏡とたくさんのろうそく。どれも火が灯っていてます。とても荘厳で幻想的な風景でした。この不思議な光景を見るだけでも何か良い霊験があるような気がしてきます。 ここは自分を見つめなおしたり、一人静かに考え事をしたい時に行くのが良いです。特別信心深くない自分も、手をあわせて拝みたくなるような雰囲気がありました。慌ただしい日常にちょっと疲れたな──なんてお思いの方は一度訪れて...
Read moreいやもう、諸々の意味で心身共に圧倒されました。 美濃三不動を各々別日で山中不動、日乃出不動と順に初参拝。そして遂にこの日、迫間不動尊を初参拝させて頂き、美濃三不動全てお参りさせて頂きました。 そんな中、全く偶々で決して狙った訳でもなく此方の迫間不動尊が三不動最後でしたが、まさにそれに相応しい貫禄と言いましょうか圧倒的インパクトでした。 山中不動は幽玄神秘的。 日乃出不動は重厚迫力。 対して此方の迫間不動尊は参道入口に売店や食堂があり人も多く賑やか。一見すると三不動で一番明るく華やか。観光地的な雰囲気も感じます。 が、しかし、いざ参道を進むと、視界全方向に及ぶおびただしい数の石仏石板に圧倒されます。また、その参道も険しく、山の急斜面、要は崖と言った方がよい場所を階段で行きます。途中で急に場所が開けて僅かに駐車スペースもある場所に着きますが、そこから先が奥之院でありまたまた膨大な数の石仏石板に迎えられます。 何より驚いたのは奥之院が頂上ではないこと。この周辺一帯の山々は元々信仰の場所らしく、奥之院とは別ルートで更に山の高い場所にお不動様がお祀りされているとか。そもそもこの辺りの山々は様々な登山ルートがあり、その途中途中に何らかの信仰の場があるとか。最早これは参拝という名の登山です。現代の世の修験道体験です。実際この日、何人ものハイカーの方々をお見かけしました。大変失礼ながら皆様それなりのお年頃で人生の大先輩と思わせる方々ばかり。しかしながら本当に元気。本当にタフ。只々脱帽です。諸々驚きが連続した迫間不動尊初参拝でしたが、幸運にも何人かの方々に貴重なお話も聞けたので次回は参拝登山にもチャレンジしてみたいと思います。 尚、くれぐれも誤解無きよう補足させて頂きますが、麓の駐車場から奥之院までは普通に歩ける方なら老若男女問わずどなたでも無難に参拝出来ます。あくまでもココで問題なのはその先の山の中の参拝です。整備されているとはいえ結構な階段と山道らしいのでそれなりの体力と備えが必要だとか。軽登山やハイキングに慣れている方なら奥之院を離れてそのまま山の中に進んでも問題無いと思いますが、そうではない方はそれなりに準備や確認をなされた方がよろ...
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