今日は里久浜(りくばま)ビーチを紹介します。実は里久浜は私の中では秘かにThe beach of my heartとも言うべき存在になっていて、いままで沖縄を筆頭にいろんなビーチに行ってみた中で、ここがベストビーチです。どこがそんなに良いのかといいますと …
まず「波」です。このビーチは真東の方角を向いていて、太平洋から絶えず「良質の荒波」が押し寄せて来ます。荒波と言っても30cm〜1mぐらいですから、こどもが巻き込まれても大丈夫な程度です。ちょっとしたサーフィンの真似事も出来ます。(ただ私はサーファではないのでサーフィン場としての良し悪しは分かりません)
次に「砂」です。先ほど説明した程よい荒波のせいで、岩もサンゴも貝殻も、すべてが細かく粉砕されていて、怪我の心配はなく、安心して泳ぐことが出来ます。雪質にPowder snowというものがありますが、里久浜はPowder sandです。足で踏んだ感じはフワフワしていて、寝ころがると濡れた巨大な布団の様です。
次は「遠浅」であることです。浜辺が平らに近いため、波の満ち引きのストロークも非常に長くなり、となりの宮城山(みやぐすくやま、鹿児島県で最も低い山、標高58.4m)という山が、濡れた砂浜を鏡とした「逆さ富士」の様にして映ります。とても綺麗です。
それからビーチの両側にはちょっとした岩場もあって、そこには貝やヤドカリや小魚などが棲んでいて、磯遊びが出来ます。
そして最後は人が少ないことです。といっても徳之島のビーチはどこも人が少ないですが … いつもPrivate beachです。
もちろん欠点もあります。波があるが故に海岸近くはいつも砂が巻き上げられていて、潜っても透明度という点ではあまり期待出来ません。長く泳いでいると水着のポケットにはいつしか大量の砂が溜まっています。
次に、近くにはお店も自動販売機もありませんので、飲み物などは準備しておく必要があります。当然のことながらホテルなどいっさいありません。「ただそこに海と宮城山あるのみ」という感じで、ここにある人工的建造物としてはシャワーとトイレのふたつだけです。
最後に、離岸流(浜から海に向かう流れ)。これもある程度の波があるが故の副産物ですが、発生する可能性はありますので常に意識は必要です。私はまだ経験したことがなく、人が流されたという話も聞きませんので自分では大丈夫と思っています。ただ、引き潮の時間帯は注意して下さい。太平洋に出て行かない様に。。。
この様に、マイナス面をみて行っても、プラス面がそれを凌駕するのは明らかで、自然の営みである「波」をこどもと安全に実感出来るということから、私の中のBest beach!となっています。
以上