奥多摩湖に掛かる鉄橋です。ここを国道411号が通っていて、遥か甲府まで続いています。なおこの橋の先にある右カーブを曲がらず、左の小道に入ると小河内神社です。 奥多摩湖は1957年に完成した小河内ダムによって作られた人造湖です。多摩川が堰き止められ現在の形になったのです。そして多摩川の水面が上がったため、旧道も高いところを通るようになりました。そのためこの峰谷橋が作られたのです。水没前の小河内村を貫いていた旧道が青梅街道(現在の国道411号)でした。江戸から甲府への道には甲州街道もありましたが、関所が無かったことから青梅街道は「裏街道」として明治以降も栄えました。なお小河内村は林業、製炭、養蚕、農業を主な産業としていましたが、いくつかの温泉地も抱えた「東京の奥座敷」的な集落だったようです。 ところで、ダム建設によって水没した家屋の総数は945戸で4000人以上が故郷を離れたと伝えられます。しかし戦中戦後のどさくさのため、不明な所も多々あるようです。はっきりしていることは、住み慣れた村を離れたため生活に困窮した元村民が少なからずいたということです。この事件を題材に石川達三は「日陰の村(1937年)」という小説を上梓しました。 なおこの書籍、現在は結構なプレミアがついていて入手は困難なのです。 ……プレミアですか、オタク心がそそられますね...
Read more峰谷より奥多摩駅へ行くバスは曜日によらず3便で4時間に1回程度の頻度です。鷹ノ巣山の下山路で浅間尾根を下る道、時間が押している時や気合が抜けた時などは、退避ルートにちょうど良い程良い距離の道なるも、下山口峰谷がかく状況にあるゆえに待ち続けるはもどかしく、この橋の奥多摩行きのバス停にしばしば歩いて参ります。ここまでくれば1時間待てば何とかなる次第。追加でかかる徒歩時間1時間には満たぬゆえ意外と高い利用価値。私にとってこの橋...
Read more奥多摩湖に架かる赤い橋です。近くの交差点脇に無料の🅿とトイレを完備しており、気軽に散策も楽しめます。
釣りを楽しむ方々が多いのも特徴です。極稀にですが橋の欄干には猿が毛づくろいをしていたりします。釣り人の近くで毛づくろいをしていたりして、実にほほえましい光景を目にしたりします。
2021年7月18日、近くの坂本トンネルを抜けたところで土砂崩れがあり、通行止めとなっていました。国道411号はこの手の事故も多いので気を...
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