個人的には想像の数倍面白い寺院だった。
ひとしきり境内を周った感想は、ひとことで言うと『不気味』。
寺につくまでの道と、門構えのちぐはぐさが最初の違和感だった。とうてい観光地化しているとは思えない、急峻かつ整備不良の山道をのぼった末に見えたのが、あの巨大な金剛力士像である。 観光地化した寺院であれば、豪奢な建築物に納得できるのだが、道がアレでは、いったい何のために莫大な金をかけてあれだけの建造物をつくったのだかわからない。平日昼間に訪うたとはいえ、観光客は自分以外に誰もいなかった。 誰かに見せるためではない。金を稼ぐためでもない。それだというのに、金剛力士像、風神雷神、五重塔、本堂、いちいち金がかかりすぎている。ある種の成金趣味さえ感じる。それくらいすべてが立派。 そして乱雑といっていいほど、幾つもの神仏を祀っており、これらが不思議とテーマパーク感を醸し出している。その中に第二の違和感。 境内の中に、個人の墓がある。 調べてみれば、教祖やその姉の墓だとわかるものもあったが、『〇〇家之墓(名前は伏せておく)』のような家墓がふたつ。墓地などの区画ではない。繰り返すが境内のなか、五重塔のとなりに家墓である。 ひょっとして、大金持ちが自分の家の墓を祀るために建立した寺院なのか?揣摩臆測ながら、そんな想像が頭によぎる。 そしてこれまた巨大な本堂の方に回ってみると、仏像や観音像、不動像などにまぎれて、第三の違和感。 『〇〇グループ(会社名)のために亡くなられた方を慰める碑』的なものが建っていた。このグループか?このグループが金を出して寺院を建立したのか?さっきの家墓はひょっとして?教祖との関係は? 像や碑が並んだ場所から、目に入る位置に大量の地蔵がならんでいた。どうやら水子供養のためのそれであるらしいのだが、その中央にはひときわ大きな地蔵のあしもとに、すがりつく子どもの像が無数に乱立し群れをなしていた。地蔵に救いを求める水子の姿を表現したかったのだろうが、なぜだろう、ひどく悪趣味なものを感じた。
あくまで個人的な感想ではあるが、この寺院は妙に俗っぽいものを感じさせる。企業、金、裕福な一族、巨大建造物。そしてもし、企業や一族が背景に存在するのであれば、彼らはいまだ、隠然たる勢力を保っている。息苦しいほどに隅々まで履き清められた境内と、さらに寺院を拡張するためだろうか、境内に停められた重機、家墓に供えられた真新...
Read moreAn excellent temple with great architecture! It seems most of the buildings here were newly renovated. It is worth the time to be here. There were lots of history in the main...
Read more近鉄長野線の汐ノ宮駅から東に300mで妙見寺の北角の道(案内板あり)から上がります。道中は道狭く民家と廃屋ありますが見切りが良いので大丈夫です。参道石碑のある半ばからは離合出来るので安心です。山門に通ずる凄い階段ありますが、やり過ごすと駐車場は上に広く在ります。 富田林の山頂にこんな素晴らしい寺院があるなんて想像出来ないと思います。中でも五重塔は綺麗で立派です。 山門には4体の木彫り立像在り、これも立派です。境内側に風神雷神が富田林 河内長野を展望できる参道側に阿形仁王と吽形仁王が睨みを利かしています。最近に彫られたものの様です。境内の全体が新しい感じですね。 ⬜️HPより転写⤵️ 富田林市で一番高い山金胎寺山標高296.2mの中程標高169mに建つ五重塔。本五重塔は、中世の五重塔(醍醐寺(京都)、明王院(広島))をモデルとしており、構造形式も中世の側柱積重、四天柱長柱構造としています。 構造設計は、可能な限り金物等による木材の補強を行わない、木の耐力のみで自重はもとより地震、風に抵抗できることをコンセプトとしました。 ⬜️以上転写終了⤴️
毎月21日 五重塔...
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