内子の町から石畳地域方面に向かって車で10分ほどのところにある杉皮で葺いた屋根付きの橋です。 途中の道路はほとんどが二車線になっていますが、所々すれ違うのがやっとの狭い道路が残っています カーナビでは"田丸橋"と入力してもヒットしなかったので、道路の形をみて大体この辺りというアバウトな設定で向かいました。なかなか辿り着かないのでGoogle mapで調べてみると通り過ぎていました。注意深く走っていたつもりですが、道路から橋が見えるのは僅かな区間なので、Google mapのナビ機能を使うのが良いと思います。
アクセスのことで長々と書いてしまいましたが、田丸橋は、幅 2m、全長15mで橋桁を両岸から斜めに渡した木材で支え、 橋脚を省いた構造になっています。このような構造になっているのは、昭和18年に洪水で橋脚に流木がからまり流失した経験から、地元大工の工夫で橋脚を設けずに河川をまたぐ姿になりました。 2002年には、土木学会選奨土木遺産に認定されていることが石碑から分かります。
忽然と現れる屋根付きの木造の橋は風情があってなかなか良いですね。歩いて渡ることも出来ます。 この橋は、2009年に司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」...
Read more内子地区の周辺によく見られる屋根付きの橋です。同種の橋としては、例えば鳥居元橋は国道56号線沿いにある橋なので最も手軽に渡ることができます。 橋の手前には説明看板が設置され「この橋は田丸橋といい、杉皮でふいた屋根付き橋です。幅2m、全長15m、橋桁を両岸から斜めに渡した木材で支え、橋脚を省いた構造です。これは昭和18年(1943年)、洪水で橋脚に流木がからまり流失した経験から、地元大工の工夫で河川をふわりとまたぐ姿となりとました。」とある通り、木製方杖形式の杉皮葺き屋根付き橋として、土木遺産にも指定されています。同様の構造のものは、ここから更に上流に架かる「下の宮橋」があります。 内子駅や中心市街地からは町営デマンドバス石畳線で容易にアクセスすることができま...
Read more南予内子にある屋根付き橋の中でも、この田丸橋が最も趣が感じられる気が私にはして、四国を訪れた際にやっと訪問。 通常20年前後といわれる木橋の寿命が、屋根をかけることで腐食を抑え数倍に伸ばすことが出来たようです。 内子や大洲地域に特に多く見られたらしく、観光用に再建された橋もあるとか。この田丸橋は、洪水で流されたのを1943(昭和18)年に地元の人たちが再建しただけに、近年の観光用に再建されたものとは違う風格というか雰囲気を感じます。NHKドラマ『坂の上の雲』のロケで使用されたのも納得、私がこの橋を知ったの...
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