特別史跡の岩橋千塚古墳群は全国に16ヶ所ある文化庁の風土記の丘構想に基づく野外博物館・公園の和歌山県立紀伊風土記の丘として公開されています。公園には資料館や万葉植物園、移築民家などもあります。
前方後円墳/円墳/方墳で構成された群集墳(総数約850基で史跡エリアは約430基)は5世紀から6世紀末にかけて築造されていて箱式石棺/竪穴式石室/横口式石室が見学できます。石棚や石梁を持つ横穴式石室と緑泥片岩を使用するのが特徴です。
数ヶ所の横口式石室に入れます。石棚にライトが置かれている古墳もあり入り口のボタンを押すと点灯するはずでしたが残念ながら将軍塚古墳では携帯電話が活躍しました。(資料館で懐中電灯の貸出もあり)
大日山35号墳は淡路島も望むことができる展望台より見晴らしの良い所でオススメビューポイントです。
昼過ぎに資料館から見学し前山A地区の小古墳群から時計周りに古墳を巡って駐車場に戻った時には5時近くと一通り見学す...
Read more6世紀頃に出来た古墳群を史跡・紀伊風土記の丘として一般に開放しています。 一周約3kmのコースは80分程度で一周可能との明示がされております。コースに沿うと草木の手入れがされており足元の不安も無く、きれいに整備された中を散策する事が出来ます。 古墳群を見るにはコースからそれぞれの古墳への看板が表示されておりますので、それらに沿って横道へと入っていく事になります。 古墳への道は轍があり通行に問題は無いものの、落ち葉があったり急こう配がったりと、山道らしさがあります。 とは言え、全体的には木々の整備もされておりますので森林の中は明るく普通の運動靴であれば問題なく楽しむ事が出来ます。 大日山35号墳からの眺望は最高で、南は岡崎方面から東は秋葉山や和歌山港。そして北には紀ノ川一帯に掛かる橋や製鉄所を一望する事が出来ます。 ピクニックに親子連れでお昼ご飯を食べていらっしゃるご家族もいらっしゃいました。あの眺望の中で食べる食事...
Read more(2022年5月情報)
風土記の丘から大日山山頂(標高141m)にある和歌山市街の眺望が望める「大日山35号墳」までは、資料館から約30分かかり往復1時間の行程ですが、できるだけここまで来ることをお勧めします。
基本的に古墳は、仏教が伝来して権力者の墓が寺に埋葬される前の時代の権力者のお墓で、この辺りは紀氏が支配した土地だから彼らのお墓ということらしい(関裕二著『「死の国」熊野と巡礼の道』より)。
その子孫の一部が麓にある日前・國懸神宮を祀る神官となって現代までその血統が継承され、一族から和歌山市長も生まれるという、天皇家や出雲の千...
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