春の金精道路からの帰り道。途中遅い昼食(しかも2度目)を取りながら暖かい日差しに少し体が温まったというものの、外の寒さはまだ体に堪えていた。
しかもこれから暗くなるし、同じ姿勢でバイクに乗っていた体は節々が痛く、どこかで休みたいと思っていたところ。
そんなときに標識で見かけたのがここ。温泉があるのか、まだ東京まで(国道17号線を)何時間も走らないといけない、この疲れた体であと4時間くらい走るのは相当つらい、と思うとぜひそこで体を休めよう、休んで元気を取り戻してからまた走ればいいという思いに取り憑かれてしまった。
ちょうど道も混みなかなか前に進まなくなっていたこともあり、側道へ別れる車線に乗り換えてこの道の駅に向かうことにした。この日2回目の道の駅である。
側道を降りればすぐに道の駅かと思ったらそうではない。一旦右に曲がってしばらく走り、突き当り気味の交差点を左に曲がってまたしばらく走るとようやくたどり着いた。
大した距離ではないが、知らないところを右に左に曲がるのは不安を誘う。道標がなかったら迷っているところだった。実際ここを出るときは同じ道を帰るつもりで走っていたのに道を間違えそうになったくらいだ。
とはいえ何とかたどり着く。休日とはいえこれから暗くなろうとするこの時間帯でも駐車場はほぼ満杯。地元客の根強い支持があることが伺える。
バイク用の駐車場はないらしくちょうど空いていた施設に近めの区画に停めて、まずはどんなところかと歩き回った。
売店は他の道の駅と同様物産直売所であり、取り立ててほしいと思うものはない。これは人によると思うので1回は見ておいても良いと思うが。また、ちょっとしたレストランもあったが、閉まるのが早い。このときだけかもしれないが。
そうこうしていると便意も催してきたので、まずは体調を整え、すぐに風呂に入ろうと思い立ち早速温泉へ。
温泉というにはどこかのスポーツジムかのような入口で、その点でも旅先で入る温泉とは違う。どちらかというとやはり地元の人たちのための温泉なのだ。
入ってみるとやはり第一印象が間違っていないと思えた。入ってまずは靴を脱ぎ、下駄箱へ。入口から見て左側は物販や食堂がありそうな雰囲気。少し記憶が朧になっている。
右側がカウンターでこの作りは温泉というより健康ランドかスーパー銭湯である。平日の料金は忘れたが、休日料金は500円。残念ながら健康ランドと違い館内着はなく、タオルの貸出しもない。タオルは販売のみで230円。締めて730円である。
それでも大した額ではない。この疲れた体を癒せるなら迷うことはないとタオルを買って入ることにした。
そこから奥に入って右に折れたか左に曲がったか忘れたが、とにかく奥に入って多少迷いながら男湯にたどり着いた。貴重品をロッカーにしまい、まずは用を足してからゆっくりと服を脱ぐ。
時節柄、ロッカーはひとつおきに使わせている。帰り客があるとすかさず係員が来て消毒してから次の客を迎えるようになっていた。しっかりやっているようで安心。
中に入ると、外側に向けて内湯が、内側に洗い場。30人くらいは一斉に洗えそうだがそれなりに隙間は空いていた。
おいてあるのはシャンプー、リンス、ボディソープ。これも普通である。こういう大衆浴場は誰が来るかは分からない。だからある程度の寛容さというか諦めというかは必要である。
昔であればいたずらっ子や横着者は常連のご老体がたしなめてその場をおさめてくれたものだが、今は逆ギレするものもいるから質が悪い。
ということでそこは運に任せて洗い場に着く。 可も不可もない蛇口にシャワー。シャンプーもボディソープもある意味使い放題なので遠慮なく体も頭も隅々まで洗わせてもらった。
こういうところは足元の先が排水溝になっているところが多く、ここもそうだが何故かそこに汚れたお湯を流さずにわざわざ床に撒き散らす人もいた。これも人それぞれの習慣だろう。悪気はないのだから目くじら立ててもしょうがない。
とりあえず汗も流して気持ちも良くなったところで、せっかくだから外の湯に浸かることにした。よくある岩で囲んで湯槽にした形。形の良いなめらかな大石を階段にして湯に浸かる。
ぬるくもなく熱すぎもしない適温の湯。 どんな温泉か、効能は何か、そんなことは少しも気にならないが、こうして温まるだけで体も心もほぐれてくる。
景色は見えないにしても空は遮るものなく見えるし、タオルを頭に乗せてゆっくり浸かれば十分温泉気分を味わえる。 幸い腕白坊主も横着者もおらず心安らかに暖かい湯を満喫することができた。
温泉宿のようなホスピタリティを期待したらそれは不満も残ろうが、ここは要は地元の銭湯である。皆がそれぞれくつろげればそれで良いのではないかと思う。
おかげでそこからの4時間走行、高速にも乗らず、心も折れずに家まで帰ることができた。日帰りとはいえ400キロを超えるバイク散歩。途中こういうところで英気を養うのは実に有意義と実感した。
これからは立ち寄るか立ち寄らないかは別にして、いつでも湯槽に浸かれるようにタオルだけは持っていこうと思ったいい機会だった。
休日500円で入れるのなら十分立ち寄る価値ありである。
写真を撮っておか...
Read more2024年6月。地場の野菜、梅干しは質が良く安い。とても良心的だと思います。
2023年、11月14日10時過ぎ、地産品売り場訪問。野菜と梅干しを買いました。吉岡は梅の産地。混ぜ物のないしそと塩だけで漬けた梅干しが安く買えます。レジ横でハヤトウリが1人に2つ迄無料で振舞われていました。家で甘酢漬け。美味しくて嬉しかった。ありがとうごさいます。 訪問2023年3月13日月曜日朝10時すぎに訪問。雨が降っていましたが、始まって直ぐのせいか内湯も外湯も人がまずまずいてにぎやか。受付で手首での体温検査していたので安心感が高いです。約30分ほどの入湯。内湯、外湯、外湯の打たせ湯などで体の芯からぽかぽかして、体調が良くなる感じがしました。とても好きな温泉です。3月ということで受付辺りにお雛様が飾り付けられて今した。ステキでした。また来たいなあ。 以下前回の投稿。祝温泉再開!11月3日にいったら温泉始まってました。(^^画像参照)フロントの方に聞いたら11月1日から始まったそうです。今度来ますね。良かったあ。 以下前回の投稿 10月2日訪問。温泉がいつ頃再開するのか?一つの情報ですが(確定ではありません)地産品売場の方のお話では11月頃ではないか?ということでした。再開心から祈ってます。吉岡温泉の1ファンより。 以降 前回の投稿 2022年8月2日火曜日、青空が広がるお昼に訪問。この日北関東はとても暑く38℃前後。そのせいか日曜日に来ると満車の駐車場が2-3割しか埋まっていません。空いた駐車場の向こうに広がる青い空と白い雲、そして榛名山がくっきりと見えました。この風光明媚を更に味わう為に物産館屋上のウッドテラスに上ってみました。避暑地のウッドデッキのような洒落たセンス、デザインの屋上から眺める素晴らしいパノラマ(^^投稿画像参照)。また、この物産館脇には足湯も備え付けられています。この道の駅にあるよしおか温泉の温泉水を使っています。よしおか温泉は、渋川にある有名な伊香保温泉の温泉水と同じ色をしています。何度も浸かりましたがとても体調が良くなりました。内湯も外湯もありますよ。また、レストランが隣接しており、お風呂上がりの食事も楽しめます。美味しくてオススメです。 さて物産館で私が買うものは梅干しです。このあたりは梅の一大生産地。塩と紫蘇の‘まっとうな’梅干しがとてもお得な価格で手に入ります。今日は潰れ梅をとてもお得な値段で1つ買いました。(^^画像参照)赤しそもたっぷり入ってます。食べたら身体中に梅と塩が染み込みました。暑かったから、身体が求めていたと思いました。他にも地元の野菜や名産のうどん、そば等きっと美味しい物が見つかるでしょう。是非物産館にもよってみて下さい。様々な魅力を持つ道の駅よしおか温泉。何度来ても楽しい道です。追記 道の駅の見どころを網羅したパンフレットがありました(^^画像参照)今回取り上げませんでしたが、吉岡船尾まんじゅう、は美味しい饅頭です。販売店の中で“美人のお姉さん”...
Read more2022年12月16日金曜2300時・車中泊 車中泊☆☆☆☆☆ 台数☆☆★ 水平☆☆☆ 空車☆☆☆ 友好☆☆☆ ※車中泊を歓迎しているようです
2024年1月16日火曜1730時頃・天候晴・日帰り温泉
※温泉分析書が脱衣場にある為撮影出来ず、受付で温泉分析書を撮影させて頂きました
泉質☆★★ 料金☆☆★ 風情☆☆★
泉質☆☆☆☆→☆四つは源泉掛け流し・または他には無い特徴的な源泉、☆三つは源泉掛け流し加温塩素、☆二つは源泉掛け流し加温循環ろ過塩素加水、☆一つは源泉加温循環ろ過塩素加水、☆無しは、井泉、通常湯 料金☆☆★→☆三つは料金499円まで、☆二つは料金999円まで、☆一つは1499円まで、☆無しは1500円以上 風情☆★★→☆四つは他では無い特徴的な風情がある、☆三つは風情があって長く居たいと思える、☆二つはそこそこ、☆一つは風情が無い
微黄色、透明、無味、微石油臭、質感キュッキュッ←源泉時々掛け流し加温循環ろ過塩素加水(全て) 源泉名:よしおか温泉(源泉名:船尾の湯) 調査及び試験年月日:平成27年5月1日 源泉泉質:ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉) 泉温:59.9℃ 湧出量:?L/min 源泉pH値(酸性0-純水7-アルカリ性14):7.8 溶存物質(ガス性のものを除く):3050mg/kg 飲泉不可 無料駐車場:有り 日帰り温泉時間:1000時〜2100時(最終受付2030時) 入湯料:500円、障害者300円 ロッカー、シャワーカラン、シャンプー類、ドライヤー 内湯一つ(水風呂含まず、源泉時々掛け流し加温循環ろ過塩素加水41〜42℃?(湧出口42〜HH℃?)) 露天二つ(源泉時々掛け流し加温循環ろ過塩素加水打たせ湯高低2つ含む大露天41〜42℃?(湧出口42〜HH℃?)、源泉時々掛け流し加温循環ろ過塩素加水小露天41℃?(湧出口42〜HH℃?))
◯露天に長椅子4脚 △源泉時々掛け流し加温循環ろ過塩素加水(加水は井水) △露天の大露天と小露天の間にガラスと壁の仕切りがあり、開放感が失われてしまっている(星空は眺められる) △人気の為混雑している
※2020年2月11日火曜1730時頃・日帰り温泉
薄茶色透明無味ほんの少し油臭(井戸水加水、循環ろ過、次亜塩素酸ナトリウム薬剤使用) 源泉泉質:...
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