1993年の8月のお話です。 このセンターの付近の河原の空き地にトランポを駐車し、朝バイクを降ろして澄川林道から県道607号線を抜けて松前町に抜けるソロツーリングを敢行した日のことです。 河原で朝食をとっていると地元の釣りの人に話しかけられました。どこから来たの・・・から始まって。で、山に入って松前に抜けたいと言ったところ、「え、ここヒグマの巣だよ。やめたほうがいいんじゃないかな・・・」。ぜったい止めろと強く制止されなかったことが逆に不安を高めることになり、道々ときおり停車しながらも草の揺れる音や、自分で踏んだ倒木の音にどっきり。結局出くわさなかったんですけどね。それよりも山の深さと距離の長さが半端ではない。直線距離で約40kmほどしかないのですがダートのみの走行距離が80km。当時はGPSなんてありません。持っていたのはホクレンで無料で配布されていた地図「ZigZag」のみ。l初めて走る道なので途中から、これで迷っていたらガス欠で熊の巣で野宿することになる。そしてその後徒歩で里まで出ないといけない。やだなあ・・・と恐怖心がじわじわ湧いてきたところに、ようやく人里に近づいたっぽい舗装路と分岐が。いろ~んな林道ツーリングを嗜みましたが、このツーリングほど不安だったことはありませんし、どうやら抜けたらしいことを知ってこれほどうれしかったこともありませんでした。途中で深い砂利敷きでこけたりもしましたが、痛いにも関わらずあっという間に車両を起こして写真撮ってすぐ出発です。 松前で給油したのちに追分ソーランラインを湯ノ岱まで疾走したのですが、そのときは冷夏。道は広くてよいのですがめちゃくちゃ寒くて、トレーナーの上にウインドブレーカーを着てそれでも寒くて大声出しながら走っていました。 そんなこんなで到着直後に冷え切った体を温めさせてもらったのがこちらの保養センターさんでした。 当時はロビーに、松谷さんという方が仕留めた、何頭も牛を殺した230kgのヒグマのはく製が飾られていて、ふじや食堂という食堂も隣接していました。現在の外観が当時となんら変わっていないことにびっくりです。ほかの方のコメントを見るとおそらく中も変わっていないようですね。洗い場は4つでちょっと待たされた記憶があります。湯舟は3種類あっていわゆる赤さび風呂でした。打たせ湯もありましたね。 施設のくたびれ度は相当なものかもしれませんが、不安と寒さで打ちひしがれた心と体をしっかり温めてくれた忘れられない素晴らしい温泉です。泉質も私の好みで、北海道でいろんな温泉に入らせてもらいましたが忘れられない素晴らしい温泉ですね。ロケーションで相当損をしているように思います。もう少し函館に近ければすごい賑わいになるのではないでしょうか。 ぜ...
Read more20250308(土)10:00頃「湯ノ岱温泉」訪問時の情報です。良い温泉でした。上ノ国町の中心街から15kmほど山間に入った場所にあり、年季の入った施設はやや老朽化していますが、清潔で綺麗に管理されています。主力は食塩泉ではありますが、浴場には茶色い石灰華も形成されており、炭酸泉の効能も加わって、この泉質で350円はお安いと思いました。 営業は10:00-20:00で最終受付は19:30。料金は町内外とも大人350円で支払いは現金のみ。靴箱や脱衣ロッカーはなく、100円返却式の貴重品ロッカーがあります。またボディソープやシャンプーなどのアメニティはなく、ドライヤーが1つだけあります。トイレは脱衣所内になく受付左手になります。 浴場は内湯のみで露天はなく、屋内に混合栓のカランが6つ、内風呂が3つ、打たせ湯が3人分あります。カランは左右のスペースがゆったり取られていて、身体を洗う際に快適でした。内風呂は奥から35℃、42℃、38℃に調整されており、奥の一つが1号源泉で手前の二つが2号源泉、真ん中の浴槽のみ加温されており残りは源泉掛け流しになっています。湯船から溢れ出たお湯がそのまま浴場の床に流されているため、床一面に炭酸カルシウムの石灰華が凝結しています。また打たせ湯は恐らく1号泉と思われますが、こちらもまるで鍾乳洞の石筍のような、かなりインパクトのある石灰華ドームを形成していました。なお浴場の間取り図を見ると、男湯よりも女湯が少し狭くなっており、これはちょっと不公平かも😅。 源泉は2つあってどちらもほぼ同じ泉質の低張性中性温泉ですが、それぞれの成分に微妙な違いがあり、1号泉は含二酸化炭素NaCa塩化物温泉(含炭酸含塩化土類食塩泉)で、泉温34.5℃のpH6.8、遊離二酸化炭素1001mgの炭酸泉。2号泉はNaCa塩化物炭酸水素塩温泉(含土類食塩泉)で、泉温38.4℃のpH6.4。どちらの源泉も主力成分の他にカリウム,マグネシウム,二価鉄(Fe2+)や微量のマンガンも含んでおり、石灰華がかなり濃い茶色になっている原因と思われます。またメタ硼酸値もやや基準値を上回っています。知覚的には微黄色黄濁の弱鹹味鉄臭で、肌触りはキュッと引き締まるタイプのトロミの無いお湯になっていました。 館内には小さなお座敷の休憩スペースや食事処もあります。新幹線の木古内駅とその隣の道の駅から車で30分ほど、函館からも近く立地も悪くないので、露天風呂やサウナのある今風の温泉施設にリニューアルすれば、内地からも人が呼べるのではないかと思いました。数年で石灰華ドームも再形成されて、すぐにペイ出来るようになるのではないでしょうか(なんて匿名なので色々無責任な事を...
Read more2025.08中旬...
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