延喜式内大前神社の鎮座する聖地「大前(おおさき)」は、古代の口碑に「神代の霊地」と伝わる。 大前という由来は、神地境内隣接の北地にかつて「芳賀沼」が存在し、その大突端に位置することから大前(崎)神社と称されたものである。 神護景雲年中(767年 - 770年)に社殿が再建されており、一千五百有余年の歴史を持つ。 平安期には、常陸国坂東の東叡山黒子千妙寺の末寺を別当寺として祀り、本社は神仏習合により薬師如来を配していた。 また、承平5年(935年)平将門は承平天慶の乱を興すに至り、大前神社にて合戦勝利の祈願をし、勤行を五行川の御手洗に為したと伝わっている。 中世、坂東の荒武者「紀清両党」の芳賀氏は、本社東に若色城を、次いで大前神社南に御前城を築き、22代芳賀十郎清原高定に至るまで大前神社社領守護職を兼ねた。
かつて例大祭には、「頭(とう)」と唱え、猪鹿の頭を供えた故事が伝えられており、神饌には鹿肉と鹿頭を献じたという。 現在も、例大祭では鹿肉が神饌として供えられる。 また、拝殿大床天井には三尾の神使の鯉が描かれ、拝殿天井には昇竜に権化した姿が描かれている。 本殿にも、雌雄の鯉と琴音仙人の鯉が彫られている。神使の鯉にちなんで、心願が成就すると元気な鯉を神前に奉納し、祓いを受け御神酒を注ぎ、五行川に放流する風習が伝えられている。
なお、境内地には「日本一えびす様大前恵比寿神社」が鎮座している。 2013年(平成25年)11月9日、東日本大震災により解体を余儀なくされた第二鳥居が県内杉材にて再建された。また、第62回神宮式年遷宮の記念行事で本殿裏側に鎮座する摂社・末社の整備事業が行われた。中でも末社の足尾山神社は、日本で最初の二輪車・バイクの交通安全を願う神社として鎮座しており、毎年県内外より月800人から1,000人のライダーが参拝している。
2017年(平成29年)には御造替1250年を迎え、額殿や神楽殿、社務所等の移築改修工事等の記念事業を推進している。 同年2月3日の大節分祭・追儺式から三鬼(前鬼・後鬼・百目鬼)に加えて、古式の祭儀に則って方相氏が加わった。
2018年(平成30年)12月25日付けで大前神社本殿・幣殿及び拝殿が国の重要文化財に指定された。
重要文化財(国指定) 本殿 - 江戸時代中期(1707年)の建立。桁行三間、梁間二間、入母屋造、向拝一間、銅板葺。 組物の龍彫刻のほか、柱や壁の幾何学意匠の地紋彫など、随所を秀逸かつ先駆的な手法で飾り、関東地方における装飾建築普及の萌芽を示している。 平成30年(2018年)12月25日指定。 幣殿及び拝殿 -...
Read more大前神社(おおさきじんじゃ)。 式内社(小)、旧社格は県社。 中古より「大前さま」「大前大権現」と呼ばれ、今日も古老は「権現さま」、多くは「大前さま」の名で親しまれている。との事です。
資料によると、 古代の口碑に「神代の霊地」と伝わる。大前という由来は、神地境内隣接の北地にかつて「芳賀沼」が存在し、その大突端に位置することから大前(崎)神社と称されたものである。
神護景雲年中(767年 -...
Read more「大前神社の社殿彫刻」というパンフレットの謳い文句に誘われて、2!21年9月20日(月)に真岡市の街歩きで訪れた。
以下は「とちぎ旅ネット」より ●延喜式内「大前神社」 大前神社は1500年有余の歴史を誇る延喜式内の名社です。ご祭神は福の神様のだいこく様とえびす様で、開運招福の願いを叶えてくれる神様です。 欝蒼とおいしげる杜には、安土桃山時代末期に造られた、 極彩色の彫刻豊かな御本殿がそびえたち、名工藤田孫平治や島村円哲工人達の足跡が偲ばれます。
パワースポットとして多く取り上げられ、開運のために多くの人が参拝に訪れます。真岡市最大のイベントである「真岡の夏祭り」においては、大前神社から本社神輿が市内に繰り出して、真岡の夏に華を添えます。 「恵比寿講祭」12月10日・1月10日開催「お宝骨董市」毎月第2日曜日開催 ガイドは要予約
また、以下は「大前神社の社殿彫刻」というパンフレットの紹介文。 ●国の重要文化財 『大前神社本殿は18世紀初頭に、 関東 各地から技量の優れた大工を招いて建 立された。 外部を優れた彫刻や彩色で 装飾しており、 北関東において庶民信 仰を背景に装飾豊かな神社建築が急速 に普及する初期段階の様相や、技術、 意匠の展開をよく示している。」 として 御本殿、拝殿及び幣殿を国の重要文化 財へ指定答申しました。 この度、御造替 1250年奉祝並びに重 文指定記念に御本殿瑞垣内特別拝観を 実施致します。 (詳細はHP)
●御本殿の彫刻特徴 第一に、 建物を未来に継承させるため 「水の恵みと水神」を配している。 そ の代表なものとして、 龍 水の中を泳 ぐ鯉・海水・海獣・犀・玄武などがある。 第二に、 神聖な霊獣・霊鳥を配し神様 の力の広大さを表している。 麒麟・貘・白象王・虎・獅子 (ライオン)・鳳凰・鸞・鶴 ・鷹がある。 第三に、 限りある人生の理想の生き方 として、「仙人」 を配している。 仙人 は十ヵ所に配され、瓢箪から駒を出す 仙人・酒を楽しみ魂を生む仙人・お香 を薫く仙人・鯉に乗り病気を治す琴高仙人等がある。 圧巻は、東・西・北面の大壁地紋彫で、二重のダイヤモンド...
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