2024年10月利用。
⒈近江商人とは
三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし」で有名な近江商人は、日本の三大商人の一つ(他は大坂商人、伊勢商人)。
今の企業でば、伊藤忠商事・丸紅(豊郷町)、西武鉄道(東近江市)、髙島屋(高島市)、西川産業・たねや(近江八幡市)などが現代に生きる近江商人。
近江=滋賀県は、東海道や中山道・東山道、若狭街道など、列島の日本海側・東側と関西方面とが交差する交通の要衝だから、各地に物を売りに行って儲けるには最適な場所。したがって商業が発達するのは当然ともいえます。
その近江商人ですが、交通の要衝という地理的要因と同時に楽市楽座という制度が近江商人を誕生させる、そのきっかけになったのではないかと思われます。
楽市楽座は、自由な市=フリーマーケット、自由な座=「座」という、寺社権力が認可する組合に属していなくても「誰でも商売していい」という意味で、織田信長が始めたともいわれています。
ところが、最近の研究では室町時代に南近江の守護大名だった六角氏が始めたというのが今の所の説になっているらしい。より正確には始めた、というより「始めざるを得なかった」という方が正しいか。
というのも、近江は自治意識の強い地域で「忍者」で有名な甲賀地方の自治組織「同名中」が発展したのも、地元の守護大名「六角氏」が黙認したからですが、彼らの自治統治力が強すぎてむしろ黙認せざるを得なかったからかもしれません。
六角氏は、応仁の乱が落ち着いて以降、近江領内の寺社権力の領地(荘園)を彼らに返還せず、京都の寺社権力が幕府に訴えて、返還してもらうよう交渉するのですが、近江では六角氏の方が幕府よりも強いので、六角氏は幕府の言うことを聞きません。
このため近江では、商人に対して寺社権力が徴税する権利を持っていた「座」制度も荘園制度同様に立ち行かなくなって消滅。結果的に「楽市楽座」になってしまった、という印象。これを六角氏が黙認したのです。
さらに下って江戸時代では、近江国内の領地が藩領や天領・寺社領などに細かく分かれていたため、領内ごとの自給自足が難しく流通が盛んになったことも近江商人が発達した要因とも言われています。
⒉「儲けは社会にばら撒き、自身は質素」な伊藤忠兵衛という近江商人
これは当地、伊藤忠商事や丸紅のルーツである豊郷町の「伊藤忠兵衛記念館」に実際に行くと体感できます。
建物自体、大邸宅ではあるんですが中は本当に質素なんです。実利一辺倒といったらよいのか?商売に必要な最小限のものしかない。大邸宅にありがちな立派な床柱もないし、お庭も至って簡素。
近江八幡の和菓子屋「たねや」オーナー山本昌仁氏によると、近江八幡などの近江商人の街でも歴史的に高級料亭などの旦那衆の遊ぶ場所がほとんどないので、会合の場所に困っているなどとその質素ぶりを伝えています。
日本全国あらゆる金持ちの邸宅(東京、京都、大阪、奈良、和歌山、三重、兵庫、栃木、山形など)を見てきましたが、伊藤忠兵衛邸宅は本当にお金かかってないんですね。
近江商人の中でもそれぞれそのレベル感は違っていて、東近江市の五箇荘にある藤井彦次郎邸なんかは、スイスの別荘を真似た洋館などもあってそこそこ贅沢なつくりなんですが、伊藤忠兵衛宅の質素さは際立っていて本当に何もないんです。
さらに伊藤忠兵衛に関心させられるのは「企業は社会の公器」だとして世襲しない(1960年〜)。そして現代の伊藤忠商事も丸紅も、ここ滋賀県豊郷町の伊藤忠兵衛宅に新入社員を研修で連れてきて伊藤忠兵衛の精神を学ばせているらしい。 ...
Read moreA beautiful 130 year old home that beloved to a family of merchants! For those interested in traditional Japanese architecture, rooms like the kitchen are still in tact and provide a rare look into the past. Family artifacts like the Buddhist altar are also on display, however all of the written information is in Japanese. The caretaker is very friendly though and will gladly talk you through most of the museum! Did I...
Read moreA traditional merchant's family business and home that is now a museum. The exhibits and staff shows the honor history of this family and the modern companies that breaks off from their business. This family supported many developing projects in Shiga and beyond. You will see many collections of traditional artifacts and living space that still in...
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