甲武信ヶ岳とは?その魅力と特徴
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)は、山梨県、埼玉県、長野県の境界に位置する標高2,475メートルの山で、関東地方と中部地方の登山愛好者にとって人気のある山です。日本百名山にも選ばれており、その名前は「甲斐(山梨)」「武蔵(埼玉)」「信濃(長野)」の3つの旧国名から名付けられています。南アルプスや八ヶ岳、遠くは富士山まで望める絶景と、豊かな自然が楽しめるため、四季を通じて多くの登山者が訪れます。
甲武信ヶ岳の大きな魅力は、登山をしながら楽しめる多彩な風景です。特に、山の中腹には日本最大級のブナの原生林が広がり、森林浴を楽しみながら登ることができます。また、甲武信ヶ岳は千曲川(信濃川)や荒川、多摩川の源流があることでも有名で、登山道中には源流を訪れることができるスポットもあります。
山頂からの展望は圧巻で、周囲の山々を一望できるほか、天気が良い日は富士山や南アルプスの山々まで見渡せます。日帰り登山としても人気ですが、ルートによっては山小屋に泊まりながらの縦走も楽しめる、バリエーション豊かな山です。
甲武信ヶ岳の登山ルートとアクセス
甲武信ヶ岳にはいくつかの登山ルートがあり、初心者向けのルートから本格的な縦走ルートまで揃っています。最も人気のあるルートは「毛木平(けぎだいら)」からのコースです。
毛木平ルート(山梨県側から) このルートは甲武信ヶ岳へのメインルートで、山梨県側の「毛木平登山口」からスタートします。登山口には駐車場があり、比較的アクセスしやすいことから多くの登山者に利用されています。 毛木平から山頂までの標高差は約1,200メートルで、所要時間は登り約4時間〜5時間、下りは約3時間半〜4時間です。登山道はよく整備されており、ブナやカラマツの美しい森林を抜けていきます。途中、甲武信小屋という山小屋があり、休憩や宿泊も可能です。山頂からの展望は非常に美しく、360度のパノラマが楽しめます。
十文字峠ルート(埼玉県側から) 埼玉県側からは「十文字峠」を経由して甲武信ヶ岳を目指すルートがあります。このルートは、スタート地点が標高が高く、比較的登りやすいルートとして人気です。途中には「十文字小屋」という山小屋があり、休憩や宿泊ができるほか、十文字峠からの景色も素晴らしいです。このルートは登り3時間半〜4時間、下り2時間半〜3時間ほどです。
破風山(はふうさん)経由の縦走ルート 上級者向けには、破風山を経由して甲武信ヶ岳に登る縦走ルートがあります。このルートは標高差も大きく、アップダウンが激しいため、体力に自信のある方向けですが、その分、変化に富んだ景色や達成感を味わうことができます。縦走には1泊2日の計画を立てることが一般的で、甲武信小屋での宿泊がおすすめです。
アクセス
甲武信ヶ岳の登山口である「毛木平」や「十文字峠」へのアクセスは、公共交通機関や自家用車が利用できます。山梨県側の毛木平登山口へは、JR中央本線の「小淵沢駅」からバスで「信濃川上駅」へ行き、さらにタクシーを利用するか、車で直接登山口までアクセスできます。登山口付近には駐車場もありますが、混雑することがあるため、早めの到着を心がけましょう。
甲武信ヶ岳登山の準備と注意点
甲武信ヶ岳の登山は、初心者でも挑戦できるコースもありますが、標高が高く、登山時間も長いため、しっかりとした準備が必要です。まず、登山靴は足元をしっかりと支えるトレッキングシューズを選びましょう。登山道は整備されていますが、雨の日やぬかるんだ箇所では滑りやすくなるため、グリップの効いた靴が安心です。
また、登山中の水分補給やエネルギー補給も重要です。登山道には水場が限られているため、十分な量の水を持参し、軽食やエネルギーバーなども用意しておきましょう。特に、山頂付近では気温が下がるため、防寒具も必携です。夏場でも山頂は風が強く冷え込むことがあるため、フリースやウインドブレーカーなどの防寒対策を整えておくことが重要です。
また、甲武信ヶ岳は標高が高く、気象条件が変わりやすい山です。特に午後になると霧や雨が発生しやすくなるため、早めに登山を開始し、余裕を持ったスケジュールで行動することが安全です。天候の変化に備えてレインウェアを必ず持参し、無理な行動は避けるようにしましょう。
甲武信ヶ岳の四季とおすすめの時期
甲武信ヶ岳は四季を通じて異なる景色が楽しめる山で、特に春と秋が登山に最適な時期です。
春(5月〜6月):新緑と高山植物の季節 春は登山道に新緑が広がり、特にブナの原生林が美しい季節です。また、6月頃には高山植物が咲き乱れ、登山中に様々な花々を楽しむことができます。気温も比較的安定しており、登山初心者にも最適な時期です。
夏(7月〜8月):涼しい高原の避暑地 夏場は都市部と比べて気温が低く、涼しい登山を楽しむことができます。ただし、山頂付近では天候が変わりやすく、特に午後になると雷雨が発生しやすいため、早朝に出発して早めに下山する計画が望ましいです。
秋(9月〜10月):紅葉の絶景 秋は紅葉が最も美しい季節で、特に10月上旬から中旬にかけて山全体が赤や黄色に色づきます。山頂から見渡す紅葉の絶景は息をのむ美しさで、多くの登山者が訪れるシーズンです。気温が低くなるため、防寒対策は忘れずに。
冬(11月〜3月):静かな雪山 冬の甲武信ヶ岳は雪に覆われ、静寂に包まれます。冬山登山の経験がある人向けですが、雪山装備を整えていれば、冬ならではの美しい景色と静けさ...
Read more7月末日、短期登山旅行の一つ目の山として登った。 6月下旬から7月上旬にかけてウイルスと細菌の同時感染で運動の出来ない期間が2週間程あり、回復後の3週間で一応は斜面歩行と心肺機能だけは調整したものの、すっかり鈍った体は精神的にも弱気にさせてくれたようで初日としては珍しく楽な山を選んだのだった。 久々の車中泊で殆ど眠れなかったが一晩くらいは何とかなる。登山口まで車で1時間以上かかる所で一泊したので7時前には起床。前日購入しておいたワッフル2枚を運転中に食べ、道中のコンビニで買ったおにぎりを一つ追加して朝食とした。いつものように水は2リットルをハイドレパックに充填。 毛木平駐車場に8時前着。一般的には短くもない甲武信ヶ岳登山だとは思うのだが、一人の高齢登山者が忘れ物をしたとかで駐車場へと戻ってきており自分と同時出発となった。歩きながら話を聞いたところ小屋泊まりということで納得。時刻は8時過ぎ。 急な鎖場があるという十文字方面を上りに使う時計回りのプラン。自信のなさも寝不足も、歩き出してしまえば忘れる。初日にしては力の供給や心肺機能に不足が感じられない。 序盤は樹林帯の緩やかな登り。20分程行くと左手に水場。コップがあるところを見ると飲用可と思われる。十文字小屋までの区間では見晴らしの良い場所は無し。 小屋の水場は有料で1リットル100円。飲料水に困ってはいないが顔を洗うくらいはしたかったので小屋の人に何とかならないか訊くと、かもしか展望台方面に沢水があると教えてくれた。 時刻は9時20分と余裕があったし、展望台というからには少しは景色が期待出来るかと展望台へ向かった。少し下って沢があり、そこから少し上ると岩場の周囲が開けて展望台となっていた。予報では晴れであったはずだが青空はなく、甲武信ヶ岳方面だけでなく他も雲が邪魔で遠方までは見通せず。 十文字小屋へ引き返し200円を投じてトイレを利用。山小屋とは別の独立した建物としては珍しいことに土足厳禁だった。違反者は百叩き。 しばらくは樹林帯の緩やかな尾根道が続くが大山の手前に鎖のある急な岩場がある。大山は道中で最も景色の良い場所かも知れない。甲武信ヶ岳方面を眺めると雲は掛かっていなかったが山頂は樹木に覆われているように見えた。大山からは一度少し下る。 直後一人の登山者とすれ違い、山頂の様子などを聞く。富士山から北アルプスの穂高岳辺りまでは見えるとのことで、少なくともガッカリ山頂ではないことは確認。 その後も樹林帯の尾根道を上り下り。少し見晴らしの良い岩場の手前には僅かだが鎖あり。尻岩は見どころと言えるかは微妙。他は代り映えのない道が続く。 三宝山の山頂標横で二人の登山者と出会った。時刻は正午。三宝山の広場は完全に周囲を樹木に囲まれていたためか、別の景色の良い場所で昼食にするつもりのようであった。1時間程前に通過した小さな岩場は景色が良かったと伝えはしたが、果たして食事向きの場所であったかは自信はなかった。 三宝山は甲武信ヶ岳より高いようで一旦それなりに下ってから上り返す。甲武信小屋への迂回路分岐からは山頂まで5分と看板に書かれていたが見間違いだったろうか。最後は短いが急登。 甲武信ヶ岳山頂12時31分着。誰もいない。天候としては晴れと言えるが遠方の山には雲がかかり良く見えない。軽く栄養補給しつつ撮影などで20分程経過。帰りに使う予定の千曲川源流方面から登山者が一人登ってきた。そちらのルートで過去に2度撤退し、今回漸く登頂に成功したという話を聞いた。 三宝山で出会った二人の話では小屋は周回ルート上にあるとのことだったが時計回りの場合には小屋方面を先に回ることで成り立つ。山頂まで登ってしまったら小屋へ行くに往復するしかない。多少催しても来ていたので折角だからと見に行った。 小屋の主人かどうかは知らないが、少し太めの男性は多弁であった。乾かしている人参の皮の話からスタート。夏場は閑散期で宿泊客がゼロの日も多いらしい。百名山だけど甲武信ヶ岳は登らなくても良い山なのだとも言った。花を見るついでか紅葉の時期に登ることはあっても登山目的で来る人は少ないのだそうだ。甲武信ヶ岳や小屋自体の位置的な問題点を自虐的に長々と話してくれた。トイレ使用料は山奥にしては珍しく100円。 山頂へ戻るとスタートが一緒だった高齢の方と他二人の登山者が会話しながら昼食中であった。その会話に交じり50分程滞在。 千曲川源流方面の下りは山頂付近の僅かな部分を除いては見晴らしの良い場所は一切無い。下り始めて15分した頃、トレランらしき人とすれ違った。その2分後水源。プラ鎖に繋がれたコップがあったが長さ的に水場に届かない。よく見れば外れる構造。千曲川源流水を飲んだ。 登りでも気になったが樹木に手を掛けると松脂のようなベタベタした何かが付くことが何度かあった。他の山では経験したことが無い頻度の高さ。 沢沿いの下りは時折登りのある脇道もあり単調ということはなかったが急な下りがないため気楽なルート。ナメ滝で先行者に追いついた。山頂で最初に出会った人物。少し話をした後に先行。 ナメ滝より下は見通しが良くて道幅が広い所が多く更に楽だった。特に景色が良いということはないので淡々と下る。 毛木平駐車場16時45分着。15時台には戻る気でいたので少し遅れてしまった。翌朝は6時前には起床する予定となっており、車中泊地までの飯風呂移動を考慮すると...
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