県外から遠征。横浜家系や豚骨、あっさりラーメン色々ジャンル食べてきましたけど、ここのラーメンはスープが秀逸ですね。魚介の鼻に抜ける京出汁の風で上品で強いコクと風味があり、シッカリとした出汁を堪能させてくれます。塩だけど和風味。上手く言葉では表現できません(笑) 和風のように上品でありながら、味の主張も強い、相反する物を感じさせてくれます。きっと作る人のセンスが秀逸なのでしょう。これは食べれば判ると思います。 来店時相方も居て、相方はソースカツ丼頼んだら大きいカツが4枚茶碗からハミ出てかなりのボリュームでした。摘み食いしましたが油でギトギトはしておらず、適度な脂身に美味しいソースが後追いでこちらも美味しい物でした。ソースなんですが隠し味なのか酸味の効くトマトの味もしましたね。

案外、、なんですけど、 ソースカツ丼と喜多方ラーメンの相性実はあまり良くありません。2個頼むと味がケンカするように思えます。片方は上品で風味が強く出汁で主張、もう片方は大きさと濃いソースの主張でこちらは露出がメイン。反対の性格同士のものだからです。どっちが悪いとか無くて同時注文は向いてません。またカツがボリュームが多くて残す事も有り得るので(店内であらかじめ持ち帰りパックまで存在していることから)別日に楽しみながら来店することをオススメします。

喜多方や会津周辺には、都心にもおいそれとは存在しない美味しいラーメン店がゴロゴロ存在しています。末恐ろしい(笑) セントラルキッチンや企業化したラーメン店などでは絶対に出せない味とクオリティ。福島周辺に関しては食文化が高くて凄いなぁという感想と、横浜や東京の行列店と比較しても感じております。 これからも味を守り続け、来た人を感動させるお店であって欲しいのですが昨今の日本の経済状況からは難しい状態になっていってしまうのでしょうか？

美味しい料理を本当にありがとうございました。