鈴屋は竹岡式ラーメンではありません。タマネギが浮いてないラーメンは竹岡式ラーメンではありません。鈴屋の店主も「うちは竹岡式ではない」と言ってるとの話もあります。 とうぜんです。どこからどう見ても竹岡式ラーメンではないのですから。
●「竹岡式」というネーミングのせいで鈴屋を竹岡式ラーメンだと勘違いしている人が昔から多すぎですけど、竹岡式ラーメンとは梅乃家のラーメンの事であり、もしくは『梅乃家のラーメンをマネて、きざみタマネギが浮いててスープに使っているチャーシューの煮汁の色が濃いラーメン』の事です。 梅乃家で生まれて君津〜木更津エリアでとくに広まった千葉県ご当地ラーメンです。
●鈴屋は梅乃家より創業が古いので、竹岡式ラーメンではないのです。 竹岡式ラーメン店で鈴屋みたいなラーメンを出す店は存在してません。 鈴屋は竹岡式ラーメンではなく「竹岡式ラーメンの元祖の梅乃家より昔から竹岡にあるラーメン屋さん」です。
●鈴屋は千葉県最古級の「房総ラーメン」の店かもしれませんが、どうみてもご当地ラーメン「竹岡式ラーメン」ではありません。 絶対的な定義としても歴史的にも「竹岡式ラーメン」ではないです。 ただし、もしかしたら鈴屋は屋台時代も含めると現存する千葉県最古のラーメン店かもしれないので、そういった価値は大きいし、梅乃家との連食では必須級ではあります。
●竹岡式ラーメンが乾麺だとかお湯割りだとかは間違った情報です。 それは元祖の梅乃家の特徴であり、店によってはスープも作ってるし乾麺じゃなくて生麺の場合が多く、木更津の文明軒という製麺所の生麺を使用している店が多いそうです。
というか梅乃家ももともとは生麺だったそうですし、昔からの常連さん用に生麺を出しているという話もあります。 ちなみに梅乃家の乾麺は千葉市の都一の日本最古の中華式乾麺です。チキンラーメンより先に誕生した乾麺です。 千葉県のご当地乾麺なのかもしれません。
●竹岡ラーメンというのは竹岡式ラーメンのチェーン店の名前です。こちらが商標登録されていたため、ご当地ラーメンとしての呼び方を後から「竹岡式ラーメン」と言うようになりました。
「昔から鈴屋の事も竹岡ラーメンと言っていた」のような事を言う人がいますが、それは昔から間違えられていただけです。 「竹岡ラーメン」という呼び方は昔から存在はしますが、梅乃家タイプでない場合はご当地ラーメンとしてではありません。「竹岡にあるラーメン屋」なだけです。
昔、看板が無いかわかりづらいかで便宜上そう呼ばれていたのかもしれませんが、鈴屋の場合はご当地ラーメンとしてではありません。 別の千葉県ご当地ラーメンのアリランラーメン八平(元祖ではなくおばあちゃんの方の店)が昔は看板が無くて店名不明だったから「ダムラーメン」とか「ばっちゃんラーメン」とか呼ばれていた事実もあります。 そういえばアリランラーメンは昔はおばあちゃんの店の方が元祖だとよく勘違いされていましたね。 話を戻しますと、詳しい人の場合に限るのかもしれませんが「地元の人は房総ラーメンと言う」と言っている人もいます。これ「竹岡式ラーメン」という言葉を世に出したと言われている人の発言です。この場合は竹岡式ラーメンとは違い、かなり広義的になると思います。
●竹岡式ラーメンは見てわかります。八王子ラーメンとまぎらわしいのですが、八王子ラーメンと同じくきざみタマネギが浮いていて醤油の色が濃くて黒に近い方が竹岡式ラーメンです。
●梅乃家と双璧をなす竹岡式ラーメンの有名店は東金の「ぐうらーめん」です。 ぐうらーめんにはもちろん竹岡式ラーメンの絶対的な要素であるきざみタマネギが最初から入ってますし「やくみ(追加きざみタマネギ)」もあります。 竹岡式ラーメンではない鈴屋と違って、ひと目で竹岡式ラーメンとわかるラーメンです。竹岡式ラーメンかどうかはどこの店もラーメンを見てわかります。
●竹岡式ラーメンが最も広まっているエリアである君津〜木更津でうまいラーメンが食べたければ個人的には君津の大ちゃんがおすすめ。 大ちゃんは竹岡式ラーメンではありませんが、竹岡式ラーメンと君津豚骨(千葉県ご当地ラーメンのひとつ)のハイブリッドと言えるかもしれません。 大ちゃんにも「ヤクミ」がありますし、竹岡式ラーメンというか梅乃家の名物アルコールドリンクでもある「梅割り」もあります。 看板メニューはとんしおラーメンですが、2回目なら醤油で注文して竹岡式ラーメンのようにヤクミ(刻みタマネギ)をトッピングすると良さそう。 ちなみに梅乃家で梅割りをたのんだらイカリ豆(揚げそらまめ)がおまけで出てきましたが、大ちゃんではメンマが出てきました。
●どうしても梅乃家以外でも竹岡式ラーメンが食べたいなら、木更津だと地元の人に人気なとこではワンちゃんですかね。木更津での竹岡式ラーメンの老舗の富士屋も閉店から復活したそうです。 市原市の姉ヶ崎駅の方にある天一も人気ですね。 前述の東金のぐうらーめんは有名だし人気行列店ですけど、東金はルートから外れそうですし、個人的にはぐうらーめんは系列含めてチャーシューの醤油ダレ臭さが強くてあんまり好みではないです。でも九十九里方面に行くなら一度は行くべきでしょう。帯広ロッキーのかに味噌ラーメン(カニ味の味噌ラーメン)と連食で。
●竹岡式ラーメンではないのに鈴屋を竹岡式ラーメンにしたがる人にはご注意ください。 その人たち、ラーメンに詳しくはないです。 私は最初から鈴屋が千葉県最古かもしれないラーメン店である価値についても言及していますが、この人たちは自分の発言を否定されて根拠の無い反論を私に対してしています。
うまいかどうかだけなら竹岡式ラーメンである必要はありません。 「鈴屋は竹岡式ラーメンではないけど、竹岡式ラーメンの元祖の梅乃家より好き」とかで良いのではないでしょうか。
私としては梅乃家は竹岡式ラーメンの元祖という価値があり、鈴屋は千葉県最古級のラーメン店としての価値があるという両方の価値を平等に言っています。 鈴屋の価値について言及しているのはここでは私だけでは(?) ただ「竹岡式ラーメンではないので、間違った認識を広めるのはやめましょう」というだけです。 開き直って続けるなら、詐称と同じですよそれ。 でも間違いは誰にでもあります。私も間違った認識をしてしまう事はよくありますが、間違いを指摘されて開き直って逆ギレするのは違うと思います。 「そうだったんですね」の一言でよくないですか?
詳しい人には指摘されてますが、竹岡式ラーメンについては目に余るほど誤解が多すぎです。 その代表的なのが「乾麺・お湯割り・鈴屋は竹岡式」です。 鈴屋のクチコミにはそのみっつともが集積しています。 それでいて鈴屋の本当の価値について言及している...
Read moreこちらは、千葉県の三大ラーメンの一つである『竹岡式ラーメン』の老舗『鈴屋』さん。
因みに、千葉三大ラーメンとは、富津市の「竹岡式」、勝浦市の「勝浦タンタンメン」、長生郡長柄町の「アリランラーメン」の3つ。
場所は、国道127号線沿い、最寄り駅の「上総湊駅」から徒歩30分ほど。 オススメは車。車だと最寄りインターチェンジは富津中央IC。国道127号線を金谷方面へ約6km、約10分弱で海岸の反対側にある。
駐車場は店舗横に5台、国道挟んで向いに14台収容可。営業時間は10:30~14:00で材料がなくなり次第終了。
土曜午後1時ころに初訪問。 店舗の向かい側の駐車場に車を停めて店前に行くと、外待ち6名。 店内は広く、回転も早いので待つこと10分足らずで入店。
店内は、4人用テーブル4卓、小上がりの座敷に4人用テーブル5卓。 セルフで水を入れ、女性スタッフに案内されたテーブル席につく。 相席?と思いつつ、向かい側との間にアクリル板が設置されているから、まぁ安心。
席に座って、メニューを見上げ ○ 大盛チャーシューメン ¥1200 を女性スタッフにオーダー。
さらに待つこと約5分ちょいで着丼。 スープは丼一杯まで入り、醤油の風味を強く感じる。醤油は江戸時代末期の創業、富津市の名店「宮醤油」を使用しているらしい。 麺の上にチャーシュー・メンマ・焼き海苔・ナルトに長ネギがドッサリ。
まずは、スープからいただく。 スープは色が濃く、醤油がキリッと効いて、風味が強い。そして、チャーシューの煮汁をお湯で割ったもの、これが竹岡式のスープの特徴。 ラードはかなり多めなので、最後まで熱々スープが楽しめる。
麺は、木更津市で有名な文明軒の特注麺。 つるもちな中太ストレートで柔らかめ。 スープの持ち上げも良く、スープとの相性も抜群に良い。
チャーシューは極厚、巨大なのが6枚! ボリューミーでしっかりめの味付け具合でまとめており、麺との相性も非常に良い。 分厚くてトロトロ。このトロトロ感を中和するために大量の長ネギが必須。 なんと理屈に合ったメニュー構成...
Read more2024年7月7日...
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