(令和6年8月14日訪問)
昔からここにあるのは知っていますが、一度も寄ったことはありませんでした。
北見からの帰り道。 温根湯の山の水族館に立ち寄ったのですが、帰るときはまだ12時前で昼食には少し早い時間でした。 しかしその先は、石北峠を越えて層雲峡まで食事をできるところはありません。
層雲峡に行っても食べたいところはないし、上川ではいつも同じラーメン屋ばかり行ってて他の店は知らないし……と迷った挙句、この店に行くことにしました。 上川の街中を新規開拓することも考えましたが、あてもなくウロウロすることは避けたかったのです。
到着した時間は13時30分頃でしたが、店内は席もあらかた埋まってました。 混んでいるため30分くらい時間がかかると言われましたが、他を探すのも面倒で待つことにしました。(その数分後、待ちくたびれた一組の客が帰っていきました)
私が注文したのはラーメンセットです。 醤油または塩ラーメンに、塩むすびとギョーザがついたというセットです。 舞茸ラーメンが人気のようですが、まず基本のラーメンで攻めてみました。
さて届いたラーメンは、オーソドックスなラーメンでした。 安心できる美味しいラーメンです。 勝手に1個だろうと思っていた塩むすびが2個ついていたのも嬉しかったです。 ギョーザも美味しくいただき、どれも「名店の味」というほどではないものの、安心して食べられる、また食べたいと思える味でした。
周りの人たちを見ると、舞茸ラーメンはもちろん、塩ラーメンを頼む人も多くみられました。 今度は塩ラーメンも食べてみたいと思いました。
その後もどんどんお客さんがやってきて、私たちが帰る頃にはごはんもなくなってしまい、舞茸ラーメンも舞茸天ぷらそばも売り切れとなっていました。 これはますますリピートをして食べて...
Read more【羊の皮を被った狼】
(醤油ラーメン)
お薦め度:★★★★★ 味の濃さ:★★★★☆ 味のクセ:★★★☆☆ 脂の濃さ:★★★★☆ 旭ラー度:★★★★★
紋別道の開通以来、めっきり交通量が減った国道39号。 昔はそれこそ、糠平や北見網走に向かう石北越えの大型車がひっきりなしの道路だった。
コンビニも道の駅も無い時代、ドライバーの腹ごしらえは「ドライブイン」へ。 そのロードサイドに昭和の佇まいの懐かしいドライブイン。
店内には、かつて三笠宮様が御立ち寄りになられたお御影が掲げられている。
以前から気になっていた「きのこラーメン」。 「ドライブインの◯◯ラーメン…?」と思うことなかれ。 まさに「羊の皮を被った狼」のような本格的な旭川ラーメン。
コクのある、深みのあるスープベースにキリッと香る醤油。 そこに堅めに茹であげた白い、低加水の細い縮れ麺。 旭川、加藤ラーメンの麺だろうか。 基本スタイルはしっかりと往年の「旭川ラーメン」を踏襲する。 クラシックでしかもかなりハイレベルな一杯。
そこに数種類のキノコが入り、更にスープに深みとコクを与える。 隣街、愛別産のキノコだろうか。 惜しげもなくふんだんに入ったキノコの食感が楽しい。
家内が食べていた「愛別産舞茸の天ぷら蕎麦」も、大振りの舞茸が芳ばしい。 これ...
Read more今回の3拍4日北海道食べ歩きは、伊達市のきのこからスタートしました。
なので、最後は上川町のきのこでゴールとします。
知る人ぞ知る名店「愛山渓ドライブイン」は、愛別町の舞茸をふんだんに使用する「舞茸ラーメン」が名物です。
企業の「雪国まいたけ」は新潟の会社ですが、愛別町の舞茸だって完全に「雪国まいたけ」ですからね。
ていうか、分布が北国に限らない舞茸に北国のイメージを付与したのは「雪国まいたけ」の功罪です。
しかし、実は、これって功罪以上に功績なのかもしれませんよ。いかんせん、舞茸のブランドイメージを北国側に寄せたんですからね。北海道もあやかれますよ、これは。
舞茸の風味を邪魔せず生かしきる旨みたっぷり塩スープの妙。
これはもう、そうあってほしかった通り、麺以上に舞茸が主役です。
いわば「いかに舞茸を美味しく食べるか大喜利」における座布団3枚級の回答なのであります。
これにて、「きのこに始まってきのこに終わる北海道旅行」を終えます。
3泊4日の走行距離は9...
Read more