昔から金沢に居た事のある人からよく耳にしていた【第7餃子】。 なんだかんだ毎回金沢へ来る時は、弥助さんやらまつ家さんやらと金沢の知人が様々なお店へ案内してくれていたので、ここへ来るタイミングがなかなかありませんでした。

今回、知人に伝えていた日程より1日早目に金沢へ来たため1日フリー。なので、金沢5回目？の訪問にして初来訪です。 空港に着いて真っ直ぐここへ向かい、到着が土曜日の10:40ごろ。すでに21人待ち。 22、23番目に並びました。

3月というのに雪がたまにちらつきつつの強風の中11時オープンを待ちます。

オープン時間に扉が開くも、このご時世検温と手指消毒、そして何故かそれぞれのグループを少し待たせてからのゆっくり案内で、なかなか列は進みません。

カウンターはソーシャルディスタンスを守るため、かなり間引かれており17人目くらいで満席になり、私たち含めて8人程が中待ちの椅子で待機。

私たちのうしろの方は、また外で待たされていました。

さらに待つ事20分程で席に案内されました。

蒸し、焼き、ホワイト定食、棒棒鶏、お漬物盛り合わせ をオーダー。

飲み物は店内にあるベンダーで購入。

ホワイト餃子が数分で運ばれて来ました。

“餃子パン”との口コミを読んでいたので覚悟して食べるも、え？パン？全然皮厚くないです。

嬉しい裏切り。

餡は甘めですが、野菜多目で優しい味！ ただ、物凄い熱さで、気をつけていたのにかじった時に厚みのお陰で前歯の上を火傷するという不注意（汗）

そうこうしているうちに、焼き餃子到着。 パリパリの羽？付き。

こちらも餡が甘めです。

皆さんのアドバイス通り、ラー油を底からたっぷりすくってたっぷりかけて、先程の火傷を教訓に少し皮を破ったところからお酢を注ぎ入れて食べました。

うん。どちらも美味しい。

そうこうしているうちに、今度は蒸し餃子。

まぁ、他所にもあるよね的な印象は否めませんがません美味しいです。

いただきながら、厨房を眺めます。 “餃子提供に時間がかかるのでお漬物を”という口コミを参考にして棒棒鶏とお漬物盛り合わせをオーダーしたのに、すでに他のオーダー品はすべて出揃っているというミラクル。

厨房の遥か奥の方、こちらに背を向けてせっせと何かを切っている風の背中。 （きっとお漬物だよね、、、棒棒鶏かな？）

そしていよいよこちらに持ってくるのかなー？と思ったその時！ 思いっきり何かを振りかけている。。。

彼の右手がいつまでも上下に振られる。。。

あれはもしや、、、、

くるっと向き直りお皿を持ってこちらに歩いてくる彼の背後にさっきの調理台に赤い蓋のひょうたん的な形のビン！！！ あれは、、、、そう、、、うま味調味料。

お漬物に［味の○］振りかけるって、昔はしてたよねなんて話では聞いた事あるものの、初めて見ました。

運ばれて来たキラキラのお漬物盛り合わせ、うま味たっぷりで美味でした。

しかも令和に、あの悪名高きキラキラを振りかけるなんて少しビックリではあります。

棒棒鶏は、八角の効いた胡麻ダレが好きです。

夫の定食のスープですが、永○園のうすーいお吸い物風。 変な街の中華屋さんの鳥臭いだけの薄いスープよりいいと思います。

最後に、皆さんが指摘されている接客についてですが。 初めに検温担当の女性のスタッフさんは挨拶もされ感じ悪くなかったです。

待っている間厨房のスタッフさんを見ていましたが、テイクアウト担当の大きな男性スタッフさん。 確かにスタッフ間でのやり取りが大柄で、カウンター近くに居る時にお客さんが着席しようと、当然“お待たせしました”おろか“いらっしゃいませ”も言いません。 口コミを見ていたので想定内ですが。

衝撃だったのは、その男性スタッフさん焼き餃子のテイクアウトを詰めるのに素手で直に手で持ち詰めていした。

その点も口コミにありましたが、さすがにこのコロナ禍でそのままとは！

ずっとカウンター近くで餃子の餡を包んでいた髪を縛った男性スタッフも、粉だらけの手（案を触った後のまま？手を洗っていたら打ち粉はついていないはず。）で焼き餃子をパックに詰めていました。

お客さんの手指を消毒する前に、スタッフの焼き上がりを素手で触るのをやめて欲しいです。

餃子は“皮ばかり厚い”なんてこともなく、美味しくいただきました。

でもやっぱり皆さん仰るように、1時間2時間待って食べるほどなのか？は確かに謎です。

東京では、人気があって、美味しくて、なおかつ腰の低い接客態度のお店がゴマンとあるんですよ、と店主に教えてあげたいですね（笑）

味に自信のあるお店ほど、気持ちの良い接客をするものだと思います。

黙って食ってけ！みたいな考えはやはり古いと言わざるを得ませんね。