こちらのお店は街外れの場所にあり、外観や内装は古びた感じですが、肝心のお料理は抜群でした！

まずいただいたのはお店イチオシの海鮮丼。 この日のネタは、甘エビ・マグロ・カンパチ・タイ。 寝かせて旨みを出すタイプではなく、鮮度で勝負するスタイルのようです（個人的にはどちらもアリですw）。 マグロは大きなブツ切りで食べ応えがあり、タイはしっかりした歯応え、甘海老とカンパチは甘味があり、いずれも臭みは皆無で鮮度の良さを感じました。 ご飯は熱々の美味しいお米でしたので、ネタが温まってしまわないうちにと慌てて掻き込んでしまいましたが(笑)、他の方も書かれている通り甘めのタレが絶妙でした。 某BS番組のファンで “美味しいお魚が食べたくて” あちこちを旅していますが、これで1,000円（税別・2024年10月現在）は破格のお値打ちと断言できます。

お腹が空いていたのでフライの盛り合わせ880円（同）も併せて注文しましたが、エビ・ホタテ貝・カマス・キスのいずれもカラッと揚がっていて美味しく、油の臭みもなかったので魚の尻尾やエビの殻までバリバリいただきました(笑)。

これで税込合計2,068円という価格は、他のお店ではなかなか得られぬコストパフォーマンスと申せましょう。 ちなみに支払いは現金のみとのことでした。

訪れたのは平日金曜のお昼12時半頃でしたが、4〜5組おられた先客がちょうど食べ終わられた頃合いだったこともあってか提供が早く、その後も来客はありましたがそれほど混み合うことはありませんでした。

紀北地域はいわゆる観光地っぽさが少なく、どちらかと言うと鄙びた感じのところが多いせいか、美味しいお魚をお値打ち価格でいただけるお店が多いように思います。 これまで伺ったお気に入りのお店の中には残念ながら閉業されてしまったところもありますが、こちらのお料理はぜひ末長く続けていただきたいと、心から思いました。