2024.09.12 【Aランチコース】3850円 Aはメインディッシュを魚か肉か選ぶスタイル。Bは両方食べれる。 「夏野菜のコンフォート」 ナスの旨みがしっかり味わえる。皮を除いていて口当たりがいい。ジューシーで油の旨みも感じるかな。トマトは苦手なんだけどこのトマトは食べれた。全然青臭くない。 「リュクスティック」 水分多めで焼くため形か崩れると言う珍しいパン。水分多めなのに仕上がりはかなり硬くて香ばしい感じ。黒パン寄りな印象。 「かぼちゃのポタージュ」 輪島塗の器に入っている和洋折衷感。マンダリンオイルで柑橘の香りがカボチャの甘みと良く合い今まで味わったことのない感じで面白い。 「めじなのパートプリック包」 ヨーグルトソースには良質なオリーブの風味。春巻の皮のようなものがパリパリ食感で気持ちよく、ソースのニンニクが味をまとめている。ポテト、茄子とトマトもバランス良くそれぞれが主張しながらまとまりがある。朝採れたてのアスパラも風味が強くてうまい。複雑な味が素晴らしく今回一番の一皿。 「豚肩ロースハムのグリル」 マスタードソース、梅を思わせる酸味とフルーティーさがフレッシュで面白い。でも梅は入ってないらしい。豚の脂身が旨くハムとのことだが普通の豚肉に近い。自家製で塩漬けにしたものっぽい。スパイス感は無い。ピンク色で火の通し方抜群でうまい。ナスが真っ黒で火を通しすぎと思いきや抜群にジューシーで激ウマ。ナスの旨みをここまで引き出す謎の真っ黒焼き方法が気になる限り。唐辛子も甘すぎてびっくり。きゅうりもしっかり火を通せばズッキーニみたいになるのも目から鱗。野菜の素材と調理にはこだわりを感じる。 「佐渡白身魚ブイヤベースソース」 メバルをブイヤベースソースで煮込んだもの。ちょっと個人的には好みじゃなかったかな。魚介の香り強く面白いが少しパンチに欠ける印象。メバルも悪くないが味に驚きは無い。一匹丸々は凄いが他の料理からすると少し見劣りする印象。 「黒いちじくのコンポート」 フランス原産のビオレソリエスと呼ばれる幻の黒いちじくのデザート。ヨーグルトのアイスとこしひかりのリゾットが添えている。 生クリームとかて煮込んでいるのだろうか、こしひかりがクリーミーで超濃厚。うまいクッキーがバラバラで崩してあり、いちじくは砂糖多めでコーヒーとよく合う。 【総評】 佐渡の端っこでこんなレベル高いお店があると思わなかった。店内も古い家屋を改造していてオシャレ、庭が高級感を感じさせる。ちょっとランチとしてはお高め...
Read moreHidden gem on Sado Island! The owner was really nice and explained the contents of all the dishes to us. The interior is beautiful and seems to be repurposed from an old house. Price was very worth it for the quality of...
Read more新潟県佐渡島の重要伝統的建造物群保存地区「宿根木」にある、四季折々の佐渡食材を使ったフランス料理が楽しめる「お料理あなぐち」。
同店は、回船主として財を成し佐渡の長者番付にも名を連ねた佐藤伊左衛門の屋敷「穴口邸」を借り、22年4月下旬にオープンしたフレンチレストランです。シェフは登戸のフレンチ「カルペディエム」でシェフとして働いていた菊池猛氏。登戸時代は「農園フェス」や「地域料理教室」で生産者と消費者の仲立ちとなって精力的に活動されておりました。
「食材豊かな地方で料理するのが長年の夢だった」菊池氏は、父親の出身地である佐渡島の地域おこし協力隊として21年4月に着任し、料理指導や就農支援、地元農家の商品開発に携わりながら、22年4月28日に日本庭園が美しい伝統的建造物に「お料理あなぐち」をオープン。
佐渡は食材の宝庫です。 伺った10月には、羽茂川の鮎や佐渡沖のノドグロ、赤泊の紅ずわい蟹、小木のビオレソリエス、天然のポルチーニやジロール。 これらの豊かな食材を、この場所でしか楽しめない一皿に仕上げております。 確かなフランス料理の技術に、素材を活かすアイデア。都内の有名店に引けを取らない素晴らしさです。
レストラン業態だけではなく、今後は「集落の空き家を活用した住宅兼ゲストハウス設立」や「レストランの2階をギャラリーやカルチャースクールの場として活用」といった構想も練られています。 ローカリゼーションの点でも、卓越した魅力があります。
まだあまり知られていないお店ではありますが、今後間違いなく、新潟を代表するお店に...
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