昼下がりの白岡。街道沿いに構える町中華「たいが」。 暖簾をくぐったのは、杖を片手にした御老公と、いつもドタバタな従者ふたりであった。
「ここが評判の店か。どうじゃ格さん、助さん」 「はい! ご隠居、香りは間違いなくラーメン屋にございます!」 「むむっ…わしはインドカレーの店かと思いましたぞ」 「それは鼻がバカになってる証拠ですぞ!」 「うぬぬ…わしの鼻を笑うでない!」 入店前からすでに漫才である。
注文した広東麺が運ばれてくると、丼を見て三人は固まった。 「なんと! 麺が…細い! そうめんか!? 夏仕様か!?」 「餡が照ってますぞ! 野菜も肉も踊っております!」 「こ、これは武器か!? …いや、やっぱり食べ物か!」 「当たり前じゃろ!」
御老公がレンゲで餡をすくい、一口すすった。 「ふむ…ほんのり甘い。なるほど、広東麺とはこういう趣向か」 「ご隠居、意外と腹にきますな!」 「見た目よりヘビーですぞ! これはまさしく“細マッチョ麺”!」 「おぬしら、いちいち名前をつけるな!」
食べ進めるご一行。やがて御老公が箸を置き、満足げにうなずいた。 「うむ、美味かった。甘みの中に懐かしさあり、腹も心も満ちたわ」 「さすがご隠居! どんな丼でも人生訓に変えてしまうとは!」 「ラーメンはラーメンじゃと言っとるだろうが!」
その時、厨房からふわりと漂うスパイスの香り。 御老公の鼻がぴくりと動いた。 「むむ…これは……カレー?」 「はっ、メニューにありましたな。“シラオカレーラーメン”と!」 「なにぃ!? 顔を模したラーメンだと!? わしに食えと言わんばかりじゃ!」 「ご隠居、それは次回のミッションにございますな!」 「よし! 次は必ずシラオカレーラーメン、わしが直々に成敗してくれるわ!」 「ええっ!? 成敗って食べるだけでしょ!」 「うるさい!...
Read more白岡駅郊外の住宅街にあるいわゆる街中華のお店。 駐車場は徒歩10秒のところに6台ぶんほどあり、車をとめて入店。 テーブル席が4つ?、お座敷にもテーブルがあり、カウンターは3脚ほど。立地柄、ひとりでご飯食べに来る人は少なく家族連れが多いのかも。休日のランチタイムでしたが混んではなくすぐ入れます。 辛味噌ラーメンと半チャーハンのセットを注文すると、5分くらいで着丼。早くて嬉しい。 麺は細麺、スープは優しい辛さの味噌味、モヤシキャベツなどがどっさり乗っていて健康的。脂は少なめ、ニンニクの香りもなくあっさりしています。店先に「昔ながらのラーメン」と書かれているように、お味はズバリ「普通」で高齢の方でも子どもでも安心して食べられる。チャーハンはタマゴ多めで味はしっかり、パラパラ感はないけど、お米の味とダシの味がしておいしかった。 パンチを求める人には物足りないけど、安心...
Read moreここの天津丼は、今まで食べた中で一番美味しいです😋黒酢が優しい酸味と風味を出していて、後半の味変で卓上の酢を少しかけて酸味を増やして食べるのが最高です。餃子🥟も店内で餡から包みまで手作業で、シンプルですが最高です😃 炒飯もしっとり系の王道で、全てが街中華のお手本みたいな感じです。いつからか馬鹿の一つ覚えでパラパラ炒飯が…...
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