1墳丘は一辺約45m前後、高さ約12mの2段築成方墳、上段は八角形の可能性もある。築造時期は古墳時代終末期の7世紀前半頃と推定。 被葬者は斉明天皇や吉備姫王等が候補に挙げられている。 石室は花崗岩を使用した両袖式の横穴式石室で、内面には精巧な切石加工が施されている。明治時代に調査したイギリス人のウイリアム・ゴーランドが「舌を巻くほど見事な仕上げと石を完璧に組み合わせてある点で日本中のどれ一つとして及ばない」と記している。
以下、解説板より。 「岩屋山古墳は、7世紀代の一辺約54m、高さ約12mの方墳と推定されており、墳丘の西半分は現在失われている。石室は南面に開口する横穴式石室で、花崗岩の切石を用いて構築されている。石室の規模は全長約16.7m、玄室は長さ約4.72m、幅約2.7m、高さで側壁、奥壁二段に切石を積み、下段はほぼ垂直に上段は内側に傾斜している。 羨道は、長さ約12m、幅約1.9mで、入口側の側石は二段積みとなる。羨道南端の天井石には閉塞施設のための溝が切り込まれていることや、一段高くなっていることにも特徴がある。また玄関南側の床面には集水のための円形の掘りこみがあり、ここから羨道のほぼ中軸に並行して排...
Read more【岩屋山古墳】 所在地:奈良県高市郡明日香村大字越小字岩屋山516 被葬者:不明(斉明天皇?) 築造時期:古墳時代終末期(7世紀前半) 墳形:方墳(八角墳の可能性もある) 墳丘:1辺約40m、高さ約12m、段数:2段築成 埋葬施設は墳丘南側に開口する両袖式の横穴式石室で、全長約17.8m、玄室部は長さ約4.8m、幅約1.8m、高さ約3m、羨道部は長さ約13m、幅・高さ約2m。 石英閃緑岩の切石を用いて構築されており、漆喰を使用している。 石材の加工・石組み技術の高さは必見。 土師器や須恵器のほか陶磁器、古銭などが出土している。 墳丘・石室内とも見学可。駐車場なし...
Read more飛鳥駅から徒歩数分で行ける、駅近の有料物件(古墳)です。 南向けに開いた開口部からの長いアプローチを抜けるとリビング(玄室)の大きな空間が広がります。 気軽に誰でも入ることができ、古墳の上は景色もよく、何本もの桜が植えられているので、 春には見事に桜に彩られると思います。 データだけでは石室のサイズ感がわからないと思うので、人の写っている画像を投稿しておきます。 駐車スペースは古墳にあがる階段前にありますが道中への道はかなり狭く、地域特有の深い溝が側溝にあるため、観光駐車場などに停めてサッ...
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